オーダーの楽しみ「生地選び」生地情報の見方を知ってみよう

こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。

オーダーの楽しみである「生地選び」

バンチブックと呼ばれる生地見本には、様々な情報が書かれたラベルが貼られています。

そこで今回の記事では、生地を選ぶ時の判断材料となるラベルの見方について解説していきます。

生地に対する理解が深まり、生地を「見る・選ぶ・着る」楽しみを感じてもらえたら嬉しいです^^

 

生地を選ぶ時に大切な情報

オーダー用の生地見本がたくさん収録されているバンチブック。

1冊辺り50枚くらい、多いものだと100枚くらいの生地見本が収録されています。

生地見本にはラベルが貼られていて、生地についての様々な情報を確認する事ができます。ぜひ見るようにしてくださいね。

それでは内容を見てみましょう。

 

 (93)2713-8007 ①生地の通番、バンチブック上の管理番号
 CANONICO ②生地メーカー名
 PERENNIAL 110’s ③クオリティ名
 (MIDNIGHT)(P) ④色の名前(ミッドナイトブルー)、Pは無地 
 100% Super 110’s Wool  ⑤素材の情報
 270gms ⑥生地の重量

他にも、生地メーカーによっては在庫照会ができるQRコードや原産国の表記などもあります。

こうした情報で生地の機能性、着用に適したシーズン等を読み取る事ができます。同じ色柄の生地で比較検討する時に役立つので、ラベルの情報を見るクセを付けましょう。

もちろん生地の色柄や織りの表情、ツヤ感、触り心地なども合わせて確認すると、さらに理解が深まるのでオススメです。感覚と論理的な情報の紐付けができますよ。

次は①~⑥のワンポイント解説です。

 

①生地の通番

通番は主にテーラーや生地屋が使うものです。

ただ、雑誌やSNS等でこれいいな!と思った生地を見つけた時に、通番がわかると問い合わせの際に役立つかもしれません。

例えばテーラーに生地の取り扱いがあるのか?在庫が残っているのか?いくらでオーダーできるのか?といった事を確認する時に便利です。

但し、テーラーによって置いているバンチブックが違う場合もある為、生地の色柄とラベルが一緒に写っている写真の方がベターです。

 

②生地メーカー名

メーカー純正のバンチブックであれば、あまり意味がない表記ですが・・・

お店オリジナルで、いろんな生地メーカーの生地を独自編集したバンチブックの場合だと役に立ちます。

生地メーカーによって生地の質や個性が違いますので、同じ色柄・同じ素材・同じ重量の生地で比較検討するといった時に判断材料となります。

例えば「知名度が高い生地メーカーですよ」 or 「服好きの人が好んで選ぶ生地メーカーです」

もちろんどちらにも良さがあります。さあ、あなただったらどちらを選びますか?それとも両方?(笑)

 

③クオリティ名

生地はいろいろなニーズに向けて開発されており、いくつものクオリティが用意されています。例えばVBC(カノニコ)のスーツ用生地ですと・・・

  • ペレンニアル:オールシーズン着用可、ベーシックがお好みの方向け
  • スーパービオ:秋冬向け、英国生地のような重厚な生地感
  • スーパーソニック:撥水・ストレッチ性あり、ビジネストラベラー向け

同じスーツ用生地でもいろんな性格があるんですね!各クオリティの良さはテーラーで教えてもらえますので、名前だけでも覚えておきましょう。

 

ご参考に、僕がVBCのペレンニアルを選んだ理由は、着用時期を問わない生地感で、ベーシックな生地だからです。

そしてミッドナイトブルー無地を選んだのは、友人の結婚式に着ていく為。友人代表の祝辞を任されたので、新郎新婦はもちろん、ご親族様、他のゲストの方にもきちんとした印象に見えることが重要でした。

ペレンニアルはビジネスに限らず、フォーマルウェアにも使えるクオリティ。そして、シャツとネクタイの組み合わせで着回し対応しやすい便利さもある為、この生地に決めました。

 

ちなみに、初めはディナージャケット(タキシード)も考えていたのですが、式が14時、披露宴が15時半の開催だったので、夜の装いは違うなと判断してスリーピースにしました。

※ディナージャケットは夜の礼装。18時以降の2次会参加であれば着用できたかな。

 

シャツとネクタイを変えればビジネスシーンも問題なし。ベーシックだからこそ応用が効きます。

 

ブラック(下の生地)だとフォーマル色が強すぎて、ビジネスで着るのは厳しいです。ディナージャケット用ですね。

 

④色の名前

ネイビー、ミッドナイトブルー、ブラックのように識別しにくい順番で並んでいる時に、補足的に記載されている場合があります。

生地見本を見る環境(例:屋内か屋外か、蛍光灯かLEDか)によっても、色の見え方は若干変わります。特にフォーマルウェアを作る際は確認した方が良いですね。

 

⑤素材の情報

ラベルの中で一番確認すべき情報です。

何の素材で作られているのか?がわかれば、生地の特性を掴む事ができるからです。

 

ペレンニアルは「100% Super 110’s Wool」

「Super 110’s(スーパー110と読みます)」は、ウール繊維の細さを表す数値です。

Super 100’s、Super 110’s・・・という風に数値が大きくなると、より細い繊維を使っているという意味です。

細い繊維を束にして → 糸 → 糸を織ることで生地ができます。

細い繊維を使うと繊細な糸を作ることができ、織り上がった生地もなめらかで美しいツヤが出ます。ペレンニアルも美しいツヤが出るので、フォーマルウェアにも使えるというわけです。

 

そしてウール100%ですので、生地に弾力性があります(ウールの1つの特長です)。

弾力性があることでシワになりにくかったり、型崩れしにくい。

又、ウールは「呼吸する繊維」と呼ばれており、湿気を吸って発散する時に「元の形に戻ろうとする性質」を持っています。

だからウールがスーツ生地に一番最適で、よく使われているんですね。

 

簡単に説明しましたが、素材の情報から生地の特性を掴む事ができましたね^^

 

⑥生地の重量

生地の重量は「gms」という単位で表記されます。

これは生地の長さ1mあたりのグラム数を表しています。

この数値を見る事で着用に適した時期や、生地の丈夫さなどがわかります。

 

例えばウールのスーツ生地であれば、

  • 200~240gms:春夏向け
  • 240~280gms:オールシーズン着用可
  • 280gms~:秋冬向け

といった形で着用時期を分けて捉える事が可能です。但し、これはあくまでも1つの目安だと思ってください。

生地の織り方やSuper数値、使っている素材などによって変わってきます。

それに着る人の感覚にも左右されます。例えば340gmsの生地でもオールシーズン着るよっていう人もいますしね。だから1つの目安です。

 

ただ生地の丈夫さに関しては、重ければ重いほど丈夫という解釈でOKです。

たくさんの糸を打ち込んで織られた生地は、コシがあって耐久性も高くなります。

 

ラベルを見ながら生地を触ろう

生地見本のラベルには、いろんな情報が詰まっている事が伝わったかと思います。

生地の見た目や触り心地という感覚的な部分と、素材や重量といった情報を紐付けすることで、より深く生地のことを理解できるようになります。

今回は情報の見方を解説しましたが、今後はいろんな生地見本を取り上げ、その生地にどんな特性があるのか?を紹介できるような記事も書いていこうと思います。

一緒に生地のことを知りながら、素敵なお洋服を作っていきましょう!

 

今日もROAD OF STYLEブログをお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

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