流し見でOK!アイロンのかけ方「トラウザーズ(スラックス)編」

こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。今回の記事は、

  • トラウザーズのシワをキレイにしたい
  • センタークリース(折り目)をビシッと付けたい
  • アイロンに不慣れで、テカったり焦がしたりしないか不安

というお悩みをスッキリさせられる内容になっています。

 

アイロンの手順を写真で解説すると共に、失敗を防ぐ為のポイントや困った時の対処方法も紹介しています。

動画じゃないので流し見で作業OK!わからない箇所だけでも参考になさってくださいね^^

 

記事で紹介する方法で得られる結果

  • クリーニングのような100%完璧ではないが、90%くらいの仕上がり
  • クリースをキレイに付けられる
  • クリースをキープできるようになる
  • 内股の細かいシワをキレイに伸ばせる
  • 職人のアイロン手順を知れる

 

準備編:アイロンがけする為に

アイロンがけの準備と失敗を防ぐ為のポイントについて解説します。

 

①準備物

①アイロン:スチーム機能付きが便利
②アイロン台:シワを伸ばしやすい
③洋服ブラシ:埃や糸くず等をはらう
④霧吹き:頑固なシワは水の力で解決!
⑤当て布:テカり防止。ハンカチでも可
⑥ハンガー:トラウザーズを冷ます為に使用

 

①~③はAmazon。④~⑥は100均で揃えられますよ。

 

トラウザーズのテカりを防ぐ為に「当て布」は必須です。

持っていない方はぜひ購入しておきましょう。

 

②アイロンの設定温度について

アイロンの設定温度は「生地の素材によって変わります」

目安は以下の通りです。

  • 高温:綿、麻(チノ等のカジュアルパンツに多い)
  • 中温:ウール(スーツで一番使われています)
  • 低温:ナイロン、アクリル

 

設定温度は品質表示ラベルで確認できます。

アイロンマークの中に「点」が表示されています。点3つで高温、点2つで中温、点1つで低温設定となります。

(※写真右:数年前まではアイロンマークに「高・中・低」と書かれていました)

アイロンマーク下の波線は「当て布を使ってください」という意味です。

 

③生地を傷めない為の心構え

アイロンで生地を傷めない為に、次のポイントを覚えておいてくださいね。

  1. 設定温度を守る
  2. 当て布を使う
  3. アイロンをグッと押し付けない
  4. 力を入れて滑らさない(生地が伸びます)
  5. アイロンを滑らせる時は浮かしアイロンで

 

④そもそもなぜアイロンを使うのか?

生地は水分を含ませると「繊維がほぐれて形が変わりやすくなる」性質を持っています。そして乾くと形が固定されます。

この性質を利用してシワを取るわけですね。

アイロンを使う理由は「早く乾かして生地を伸ばした状態で固定する為」なんです。

 

実践編:アイロンのかけ方

それではアイロンのかけ方を説明していきますね。

 

アイロンは以下の順番で進めていくのがオススメです。

①腰周りを整える
②脚のシワを取る
③クリースを付ける

どうしてかと言うと、アイロンでキレイにしたところに新しいシワが入るのを防ぐ為です。

これ本当に悲しくなります。せっかくキレイにしたのにやり直しは避けたいですよね^^;

 

当て布の使い方

手順に入る前に、当て布の使い方を確認しておきましょう。

 

生地を軽く引っ張ってシワを伸ばします。それから当て布を当てるのがコツです。

 

霧吹きで当て布に水をかけ、水分を含ませます。

 

アイロンを数秒間当てて水分を蒸発させます。

この時、アイロンを持っていない手でシワを伸ばすのをお忘れずに。

 

アイロンを持ち上げるとシワがキレイに取れています。

 

それでは順番に沿って手順を説明していきますね。

(※以後、わかりやすさを重視する為、当て布を外して撮影しています)

 

①腰周りのアイロンのかけ方

ウエストバンド(ベルトを巻く部分)やヒップ周りをキレイにする方法です。

尚、明らかにひどいシワがなければ「Aの手順は飛ばしてもらって大丈夫」です。

理由としては難易度が高い箇所である点と、作業時間がけっこうかかるからです^^;

 

A.ウエストバンドやヒップ周り

まず初めに、ポケットの袋地を裏返して埃をはらいましょう。

 

一旦トラウザーズを裏返します。

縫い目周りに埃が溜まっているので、ブラシで掃除しておきましょう。

 

股グリをキレイに伸ばします。これをすると穿いた時に内股がキレイに入るようになります。

 

次に天狗を伸ばします。

ここはウエストのフィット感と、フロントの見映えを整えてくれる箇所です。

 

天狗をキレイにできたら、ウエストバンドをぐるりと一周します。

 

ちなみに内側の裏地や袋地は、アイロンを直接当てても大丈夫ですよ。

 

次はウエストバンドの下側をプレスしてキレイにします。

 

完璧にやろうとせず、ある程度キレイになったら次に進みましょう。

 

内側がキレイになったら、トラウザーズをオモテ向きに戻します。

 

外側も天狗→ウエストバンドをぐるりと一周します。

アイロンを金具やファスナーに当てないよう気を付けてくださいね。

 

次はトラウザーズのフロント→脇ポケット→ピスポケットという流れで、腰周りをキレイに整えていきます。

 

フロントのプリーツは最後に仕上げるので、この時点ではキレイじゃなくても大丈夫です。

 

ピスポケット周りは丸みがある為、目立つシワを取れればOKです。

 

お疲れ様でした!腰周りはキレイになりましたか?^^

 

B.脚の付け根や内股

イスに座った時に大きなシワが入りやすい箇所です。

 

生地を軽く引っ張って内股を伸ばしてから、浮かしアイロンでスチームを当てるとシワを取りやすいです。

強くプレスしてしまうと裏地のラインが浮き出たり、外側にシワが入るので気を付けましょう。

 

ヒップ側の内股も、生地を軽く引っ張って内股を伸ばしながらスチームを当てると簡単です。

 

オフィスワークや電車移動、居酒屋などで長時間座るとシワがたくさん入る箇所ですので、キレイになると気持ちいいですよ!

 

②脚のシワの取り方

脚周り全体のシワをキレイにする方法です。

トラウザーズの清潔感がグッと増すので、普段から定期的なアイロンがけをオススメします。

 

C.小股から裾へ

小股から裾にかけて全体のシワを伸ばしていきます。

先に脚の前側のシワを伸ばし、次に後ろ側という風に、前後分けて進めていくのがオススメです。

尚、アイロンを滑らせると生地が伸びる恐れがある為、ハンコをペタペタする要領でアイロンをプレスしていきます。

 

アイロンを置いて数秒プレス。

 

持ち上げて・・・

 

また置いて数秒プレス。この繰り返しで目立つシワを伸ばせばOKです。

 

キレイにシワが伸びました!

 

この調子で、裾までシワを伸ばしていきます。

 

D.裾口

ダブル裾の内側を掃除しましょう。

 

外側と内側の縫い目を揃えるとキレイに仕上がります。

生地が重なっている箇所なので、当て布を使ってしっかりプレスします。

 

スナップボタンが付いている箇所は、アイロンを強く押し付けるとテカリが出るので気を付けてくださいね。

 

③クリースの付け方

トラウザーズを美しく見せるクリースを付ける方法です。

ここも清潔感を感じさせる重要な箇所ですので、キレイに仕上げていきましょう^^

 

E.正面側・背面側にクリースを付ける

折り目がしっかり付くよう、アイロンで数秒プレスしていきます。

 

当て布を当てて霧吹きで湿らせます。もう片方の手で生地を軽く伸ばしてから数秒プレスします。

 

持ち上げて・・・

 

また置いて数秒プレス。

強く押し付けるとアイロンの形で凹んでしまうので、水蒸気の力でクリースを付けていきましょう^^

この流れで正面側と背面側にクリースを付けていけばOKです。

 

F.プリーツがある場合

クリースとプリーツを繋げるようにプレスしていきます。

 

ポケットの袋地を横に逸らすと、アイロンがけしやすくなります。

 

アイロンでクリースを繋いでいきます。

 

クリースが繋がりました。

 

最後にプリーツの根元をプレスすれば完成です。

アイロン作業お疲れ様でした!

 

④アイロンが終わったら

トラウザーズをハンガーにかけて吊るします。

生地が熱を持っているとシワが入る可能性がある為、しばらく冷ましておきましょう。

「よっしゃ~アイロン終わった!」と意気揚々に畳んだりすると、それが原因で新たなシワを作ってしまいます(ゾゾゾ~~^^;)

 

困った時の対処方法

アイロンがけで思わぬトラブルが起きた時の対処方法です。

困った時の参考にしてください。

 

①変なところに線が入ってしまった

当て布を当てて、霧吹きで少し多めに水分を含ませましょう。

生地に湿り気が出てきたら、アイロンを数秒プレスして線を伸ばします。

 

②生地がテカってしまった

テカリの原因は生地の繊維がペタンコに潰れるから。

つまりアイロンを強く押し過ぎ・・・もしくは当て布を使ってないからです。

テカりが出た時の対処方法は、スチームで水分を含ませて繊維をふっくらさせる事。

そして洋服ブラシでポンポン叩いて、繊維を起こしましょう。

 

③生地を焦がしてしまった

出典:特殊シミ抜き・色移りの処理【お直し屋】山田洋服(株)

この場合は一度クリーニング屋さんに相談してください。

焦げの程度によっては、シミ抜きで改善される場合があります。

 

定期的なアイロンで清潔感を保ちましょう

トラウザーズはこまめなお手入れが大切。

普段は脚の大きなシワとクリースの保全をやれば十分ですからね。

清潔感を保つ為に、ぜひご自分でアイロンがけをやってみましょう。

ビシッとクリースが入ったトラウザーズは、穿いててホント気分良いですよ~!

 

今日もROAD OF STYLEブログをお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

当ブログの記事に共感していただけたら、また読みに来ていただけると嬉しいです。感想をシェアしてくださると更新の励みになります^^