オーダーシャツのアイロンのかけ方・綿素材の特性をうまく利用しよう

こんにちは!ROAD OF STYLEブログ管理人のYuukiです。今回の記事は、

  • オーダーシャツのアイロン方法を知りたい
  • 手順を詳しく教えてほしい
  • シャツをなるべく傷めない方法を知りたい

というお悩みをスッキリさせられる内容になっています。

 

大事に使いたいオーダーシャツだからこそ、シワをキレイに伸ばして気持ちよく着たいですよね!

その為にはクリーニングに出すより、自宅で洗ってアイロンがけするのがオススメです。

どうしてかと言うと、生地の大きな縮みやボタン割れが起きにくいですし、シャツの形を美しく見せる事ができるからです。

 

そこで今回の記事では、オーダーシャツをアイロンでお手入れするメリットや、具体的なアイロン手順を紹介しています。

この記事を読み終えることで、自宅でオーダーシャツのシワをキレイに取る方法が理解できますよ^^

 

記事で紹介する方法で得られる結果

  • 新品やクリーニングのような100%完璧ではないが、90%くらいの仕上がり
  • 襟とカフスの仕上がりがペシャンコにならない
  • 生地の大きな縮みやボタン割れが起きにくい
  • クリーニング店に行く手間や費用をカットできる
  • わからないところだけ流し見で解決

 

オーダーシャツをアイロンがけするメリット

クリーニングに出すより、自宅でのお手入れをオススメするのは次の3つのメリットがあるからです。

 

①シャツの形が美しく見える

襟とカフス(袖口)に丸みをもたせ、身体に沿うように仕上げられます。

シャツにはピシッと平面的に仕上げた方がいい部分と、丸く立体的に仕上げた方が良い部分(襟とカフス)とがあります。

クリーニング店の”仕上げ方法”によっては、襟とカフスもペシャンコに仕上がる場合があるので要注意。

立体的な襟はVゾーンの見映えが良くなる為、見映えを重視するなら自宅アイロンがオススメです。

 

②着心地が良くなる

シワがキレイに伸びたシャツは、ジャケットの中でゴワゴワしないので着心地が良いです。

また自宅で洗うと生地の大きな縮みを防げます。

これはクリーニング店が温水洗濯を採用している場合があるからで、温水洗濯は生地が早く縮みやすいというデメリットがあるからです。

生地が縮むと身体への締め付けが強くなり、着心地が窮屈になってしまいます。

 

③シャツの傷みを早期発見できる

襟やカフスの擦り切れ、ボタン等の縫製がほつれていないか?早く気付く事ができます。

クリーニング店によってはプレスマシンで仕上げる場合があり、最悪の場合ボタン割れのトラブルに繋がってしまいます。

キレイにする為に出したのに、ボタン割れたら気分が滅入っちゃいますよね?

 

・・・以上、オーダーシャツをアイロンがけするメリットでした。

念の為書いておきますが、クリーニング店に出すのがダメというワケではありません^^;

クリーニング店はシミ抜きや糊付け加工もできますし、アイロンの手間を省けるといったメリットがあります。

 

これはあくまで僕個人の考えですが、

自分で洗濯・アイロンがけする方が「予期せぬトラブルを防ぐ事ができる」

これが一番のメリットだと考えています。

 

準備編:オーダーシャツをアイロンがけする為に

アイロンがけの準備と、シャツのシワ取りの手間を省くコツを解説しますね。

 

①準備物

①アイロン:スチーム機能付きが便利
②アイロン台:シワを伸ばしやすい
③洋服ブラシ:埃や糸くず等をはらう
④霧吹き:細かいシワ取りに必須
⑤当て布:起毛した生地に使う
⑥ハンガー:シャツを冷ます為に使用

 

オーダーシャツのアイロンがけには「④霧吹き」が必須です(※100均でOK)

シワを伸ばしやすくなるので、表面が平らなアイロン台も用意するといいでしょう。

 

②どうして霧吹きが必須なのか?

綿は水に濡れると「繊維がほぐれて形が変わりやすくなる」という性質を持っているからです。

 

シャツのシワは「生地組織の糸の位置のズレ」

身体を動かしたり洗濯機の脱水等で圧力がかかる事でズレが起き、それが戻らず固定されている状態です。

そこで霧吹きを使って、生地に水分を与えて繊維をほぐし、シワを伸ばします。

そしてアイロンで熱を与える事で乾燥させ、シワが伸びた状態で生地を固定させるという流れです。

 

③アイロンの設定温度について

アイロンの設定温度は「生地の素材によって変わります」

  • 高温:綿、麻
  • 中温:綿×ポリエステル
  • 低温:綿×シルク(当て布推奨)

 

設定温度は品質表示ラベルを見ると確認できます。

アイロンマークの点3つで高温、点2つで中温、点1つで低温です。

 

④シャツのシワ取りの手間を省くコツ

実は「洗濯機で脱水に時間をかけない」のがコツだったりします。

脱水の目安は1分まで。ちょっと水が滴るかな?くらいの状態で干した方が良いです。

濡れている状態でハンガーにかけ、手でシワを伸ばす。それから自然乾燥させる方がシワが少なくなります。

 

綿や麻は長時間脱水しても、あまり水分が抜けないんですよ。

しかも水分が抜けると、脱水でゴリゴリに入ったシワも”固定”されてしまいます・・・

そう。シワ取りの難易度が上がるという地獄なんです(ゾゾゾ~~^^;)

 

実践編:オーダーシャツのアイロンのかけ方

それではアイロンのかけ方を説明していきますね。

 

アイロンは以下の順番で進めていくのがオススメです。

①襟
②肩周り
③袖・カフス
④身頃

小さいパーツから始めて、最後に一番大きいパーツというイメージです。

アイロンでキレイにした箇所に新しいシワが入らないようにする為、とお考えください。

 

①襟のアイロンのかけ方

襟を立体的に仕上げる方法です。

襟が首の形に沿うと着心地が良いですし、ネクタイの収まりもキレイになりますよ!

 

シャツのボタンをすべて外し、襟を広げます。

襟は「台襟と羽根襟」のパーツに分かれており、どちらも緩やかにカーブしています。

 

こんな感じで片方を引っ張って伸ばすと、もう片方がぐにゃっと曲がります。

首のカーブにキレイに沿うように作られている証拠ですね!

その為、アイロンは台襟→羽根襟とパーツごとに当てるのがオススメです。

 

襟をキレイに仕上げるコツは「一気にやろうとしない事」

左右半分ずつアイロンで整えていくと、襟のカーブにうまく対応しながらシワを伸ばせます。

 

空いている手で生地を軽く伸ばしながら、アイロンを当てるとキレイに仕上がりやすいです。

 

キレイに仕上がりました!清潔感があってステキですね。

 

ウラ側も台襟→羽根襟の順番でキレイにしていきましょう。

 

カラーキーパーを入れたままアイロンを当てても問題ありません。

但し、アイロンが直接当たりそうだったら抜いた方が安全です。

 

余談:襟はウラ側から?オモテ側から?

襟のアイロンはウラ側からスタート、オモテ側からスタートと意見が分かれています。

やりやすい方で良いと思いますが、僕はオモテ側からスタートしています。

どうしてかと言うと、ウラ側からスタートするとオモテ側に細かいシワがたくさん入るからです。

芯地の凸凹が浮き出てしまうんですね。

 

②肩周りのアイロンのかけ方

肩周りのアイロンがけは難易度が少し高いので、先にやってしまう方がラクです。

尚、ジャケットやウエストコート(ベスト)を着用するなら、飛ばしてもらっても差し支えありません。

 

襟を立てた状態で、アイロン台の上にシャツを広げます。

肩線とその周辺のシワを伸ばすので、この段階では身頃がグチャグチャでも大丈夫ですよ。

 

襟がまるく縫い付けられているので、ここも左右半分に分けて整えていきます。

肩線とその周辺の生地を、手で平らに伸ばしてください(手アイロンと言います)

下側の生地が伸びているか?しっかり確認しておきましょう。

 

霧吹きで生地を湿らせてから、アイロンを当ててシワを伸ばしましょう。

後で背中のシワをキレイに伸ばすので、折れ線が入っても気にせず進めて大丈夫ですからね。

 

こんな感じで肩線とその周辺、襟の付け根の後ろをキレイにしていきます。

 

反対側も手アイロン→霧吹き→アイロンでシワを伸ばしましょう。

 

肩周りがキレイになりました!

肩周りを整えておくと、ジャケットを着た時のシャツの滑りが良くなります。

ジャケットの着心地がラクになりますよ^^

 

③袖・カフスのシワの取り方

袖筒はピシッと伸ばし、カフスはふんわり丸く仕上げる方法です。

袖筒のシワが伸びていると生地の滑りが良くなって、腕を快適に動かす事ができます。

 

袖の付け根から袖口

剣ポロ(袖口の切れ込み)がある側を上にして、アイロン台に広げます。

 

ここでも手アイロンで生地をしっかり伸ばします。

襟とカフス以外は平面的に仕上げるので、手アイロンで逐一伸ばすのがポイントです。

 

袖口には袖プリーツという、生地が折り込まれている箇所があります。

カフスを引っ張る事でキレイに伸びやすいですよ!

アイロンを当てる時、空いている手で伸ばすようにしてくださいね。

 

霧吹きで全体を湿らせます(写真では3プッシュ)

 

縫い目側からアイロンを当てるとキレイに仕上がりやすいですよ。

 

袖プリーツを潰さないよう気を付けながら、剣ポロ周りのシワを伸ばします。

 

完璧にやろうとせず、目立つシワが取れれば次に進みましょう。

 

剣ポロの反対側は、アイロンを当てると生地が浮き上がってしまうので・・・

 

袖の内側からアイロンを当てると簡単です。

剣ポロがビリッと行かないように気を付けましょう。

 

裏返して、反対側のシワも伸ばせばOKです。

 

カフス

カフスはペシャンコに仕上げるのではなく、丸みを持たせるように仕上げます。

そうするとジャケットの袖口から覗いた時の見映えが美しくなりますよ。

 

襟と同じように左右の端から中心にかけてアイロンを滑らせましょう。

 

ふんわり丸く仕上がればOKです。

もう片方の袖・カフスも同じ手順でキレイにしていきましょう。

 

④身頃のシワの取り方

最後は面積が広い身頃です。

手順は非常にシンプル。手アイロンで生地を伸ばし、霧吹きをかける。

そして、アイロンを上から下へ真っすぐ滑らせてシワを伸ばしていきます。

 

但し120番手以上の細い糸を使った生地や、ポプリン(ブロード)等の薄い生地は順番に注意。

薄い生地はアイロンを当てた箇所にシワが入りやすいので、 順番をよく考えた方が良いです。

ご参考に、僕は「前立てのウラ側→左前身頃→後ろ身頃→右前身頃」です。

 

前立てのウラ側

仕上がりをキレイにしたい方は、前立てのウラ側にアイロンを当てておきましょう。

シャツの生地がストンと落ちやすくなり、前身頃の見映えと肌触りが良くなりますよ。

 

ボタンホールが付いている側は、人に見られるのでキレイに伸ばしましょう。

ピシっと仕上がると気持ちいいですよ!

 

左前身頃

アイロン台に広げて、手アイロンで平らに伸ばしましょう。

 

霧吹きでまんべんなく湿らせます。

 

アームホール周りは着用ジワが入りやすい箇所なので、完璧に仕上げようとしなくても大丈夫ですよ。

 

アイロンの先を使えば簡単です。

 

裾周りはトラウザーズの内側に隠れますが、シワを伸ばすと着用感が良くなりますよ。

 

後ろ身頃

後ろ身頃は面積が広いので、少しずつアイロンを当てていきます。

写真のようにダーツ(ウエストを細くする縫い込み)が入っている場合は、①②③と分けて作業しましょう。

 

まずは①後ろ身頃の左側をキレイにしましょう。

ダーツの周辺はシワが入りやすい為、アイロンを少しずつ当てるのがコツです。

 

霧吹きで湿らせたら、肩に近い方からシワを伸ばしていきましょう。

 

ダーツにアイロンを当てると、内側の生地の膨らみが出やすいので気を付けてくださいね。

ダーツの隣にアイロンを滑らせていきましょう。

 

アームホール周りは慎重に。下に生地が重なっていないか?注意してくださいね。

 

手アイロンで生地を平らに伸ばしていれば、キレイに仕上がりやすいです。

背中がキレイになると達成感が湧いてきます(笑)

 

右前身頃(ボタンが付いている側)

アイロンでキレイにした身頃にシワが入らないように、ゆっくりアイロン台に広げていきます。

あとは手アイロンで生地を伸ばし、霧吹き、アイロンで仕上げましょう。

 

これでシャツのアイロンがけ完成です!お疲れ様でした^^

 

⑤アイロンが終わったら

シャツをハンガーにかけて吊るします。

生地が熱を持っているとシワが入りやすい為、しばらく冷ましておきましょう。

ハンガーにかけてからボタンを留めれば、新たなシワを作る心配がないですよ。

 

オーダーシャツをアイロンがけして美しい見た目を楽しもう

アイロンがけは多少の手間がかかりますが、着心地が良くなり、美しい見た目を楽しむ事ができます。

それが良くて、既製品ではなくオーダーシャツを選んでいる方も多いハズです。

そして、自宅でお手入れする事で生地の大きな縮みやボタン割れを回避しやすくなります。

長く着る為に、良い状態を保つ為に・・・ぜひ自宅で洗ってアイロンがけしてみましょう!

 

今日もROAD OF STYLEブログをお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

当ブログの記事に共感していただけたら、また読みに来ていただけると嬉しいです。読んでくれる方が多くなると更新の励みになります^^