トラウザーズのプリーツ、これだけは知っておこう!スタイル別ポイント解説

こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。

トラウザーズの前側、ウエストバンドの下につく「プリーツ」

ここ4~5年ほどの流行の影響もあり、今は1プリーツ・2プリーツを入れたトラウザーズが人気になっていますね。

プリーツをデザイン的なものとして捉えている方もおられるかもしれませんが、本来はウエストから大腿部にかけてのゆとりを生み出す為に設けるものです。

 

ファッションとして見れば、自分の好みや流行を加味して、自由に選べばいいと思いますが・・・

本当に自分に合うスタイルが何なのか?を考えて頂く際に、トラウザーズのプリーツについて知っておくことは必ず役に立ちますよ^^

 

ROAD OF STYLEは、はじめまして!ROAD OF STYLEブログ開設しましたの記事で書いた通り、ご自身に合うスタイルを考えるキッカケやヒントになれればという想いで記事を書いています。

今回のプリーツについての記事も、あなたのスタイル作りのヒントになるような内容ですので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

 

トラウザーズのプリーツについて

日本ではタックと呼ばれますが、「プリーツ」が正しい名称です。

一般的にプリーツを入れる場合は1対か2対(1プリーツ・2プリーツ)入れます。

 

プリーツは数が多ければ多いほど、また深く入れれば入れるほど、ウエスト周りのゆとりを大きく生み出す効果があります。

このゆとりが生まれるおかげで、歩いたり座ったりする際の運動量が増え、履き心地がよく動きやすいトラウザーズとなります。

もう少し具体的に言うと、座った際にプリーツが開くことでヒップや大腿部に余裕が生まれ、窮屈さを感じにくくなるということです。逆に立ち上がればプリーツが閉じる為、下半身のシルエットを崩さず自然な姿に保ってくれます。

 

さらにプリーツには、ヒップからウエストにかけて細くなっていくシルエットを、より美しく見せる効果もあります。

プリーツを入れずに直線的に細くするより、プリーツを入れて曲線的に細くする方がトラウザーズの仕上がりが立体的になるからです。着用した際に下半身を包み込むようにフィットします。

 

尚、クラシックスーツのトラウザーズは「ウエストラインで穿く」ものとされています。

ここで言っているウエストは、くびれのことであって、カジュアルのデニムやチノのように腰骨辺りに引っかけて穿くスタイルとは違います。

ウエストのくびれにしっかりフィットさせる為には、股上をしっかりと深くする必要があります。そうするとヒップとウエストのくびれとで大きな差寸が生じる為、運動量を確保しながら、尚且つシルエットを美しくするプリーツを入れるわけです。

※参考:股上が深いトラウザーズ(スラックス)は野暮ったい?スタイル良く見える?

 

少し難しくなってしまいましたので、ここでプリーツの良さを簡単に整理しておきます。

  • ウエスト周りのゆとりを生み出す
  • トラウザーズの履き心地を良くする
  • 運動量が増える為、動きやすい
  • 下半身を包み込むようなフィット感が得られる

 

次からはノープリーツと1プリーツ・2プリーツの違いについて解説していきますね。

 

①ノープリーツについて

フロントにプリーツを付けない仕様です。

英語ではプレーンフロント、フラットフロントと呼ぶことが多いです。

ウエストのフィット感が強いところから、スポーティーなトラウザーズや、細身のシルエットが流行した際に採用される傾向があります。

デニムをはじめとして、トラッドやアイビー調のトラウザーズはほとんどこの仕様になっています。

 

ノープリーツの特長は、運動量が少ないというデメリットがありますが、トラウザーズの見た目がスッキリすることです。

特に股上を浅くしたトラウザーズとの相性が良いです。その点を踏まえると、ジャケパンスタイルに使う単品トラウザーズや、カジュアルなセットアップスタイルにオススメです。

 

ちなみに10年ほど前のノープリーツ全盛だった時は、1プリーツ・2プリーツは野暮ったく見え、ご年配の方や太っているおじさんが穿いているズボンというイメージでした。

お洒落=ノープリーツと言っても過言ではないくらいでしたね。当時のプリーツトラウザーズが今と違って全体的に大きい作りだった為、シルエットがゆるかった事も一因だと思いますが。

 

②1プリーツについて

1対のプリーツが付けられ、そのままクリースとなる仕様です。

ほどよいフィット感を得られることから、多くのトラウザーズに採用されています。ノープリーツと同じくらいの股上でも付けやすいので、初めての方でもチャレンジしやすいです。

プリーツが付くことで運動量が増え、動きやすく、履き心地も良くなりますので、スーツの組下トラウザーズにオススメします。

 

冒頭に書いた通りここ4~5年ほどの流行の影響もあり、スーツやカジュアルトラウザーズにも1プリーツ仕様のものが増えました。

これまではスーツまでもカジュアル化が進んでいたのですが、行き過ぎたカジュアル化への反動でクラシック回帰がトレンドとなりました。

 

スタイルで言えばダブルスーツやスリーピースが復権。ジャケットは着丈が長く、細すぎず。トラウザーズは腰周りにゆとりを持たせるシルエットとなり、そのゆとりの増加に合わせて股上も深く取る傾向になっています。

腰周りのゆとりが増え、股上が深くなると、ノープリーツでは逆に不格好です。それでプリーツを入れた仕様が増えてきたという流れです。

トレンドと書きはしましたが、変化したシルエットに対する最適な仕様がプリーツだったという事です。

 

ちなみにプリーツには、アウトプリーツとインプリーツの2タイプがあります。先ほどの写真は1アウトプリーツです。

それぞれの違いを簡単にまとめると以下の通りです。

 

1.アウトプリーツ

外向き(トラウザーズの中心から外側へ)に織り込まれるプリーツ。既製品を中心にプリーツトラウザーズで多く採用されています。

これは前方から見た際にプリーツの開き具合が比較的わかりにくく、着用者の体型に合っているか判断しにくいからです。

その為、多少合っていなくても見映えが気にならない点が利点となり、多く採用されているようです。

ちなみに次のインプリーツがフォワードプリーツと呼ぶのに対し、アウトプリーツはリバースプリーツとも呼びます。

 

2.インプリーツ

内向き(トラウザーズの外側から中心へ)に織り込まれるプリーツ。

アウトプリーツと比べると、よりクラシックな味がありファッション的なデザインとされる向きもあります。英国仕様のトラウザーズに採用されている事が多いです。

 

アウトプリーツよりプリーツが大きく開きやすい欠点があり、見栄えが損なわれがちです。ヒップがタイトだと、上の写真のようにクリースへの繋がりが曲線的になる恐れがあり、アウトプリーツよりバランスが難しいです。

対策としては打ち込みがしっかりした生地で仕立てる事、股上を深く取る事、ヒップのゆとりを多めに取る事(1サイズアップくらいでも良い)です。

インプリーツがキレイに入ると、腰周りを細く見せる効果が得られますよ^^

 

③2プリーツについて

2対のプリーツが付けられ、トラウザーズの中心に近いプリーツがクリースとなる仕様です。

クラシックなトラウザーズは、プリーツは左右に2本ずつが原則で、クラシックを体現するのはアウトプリーツとされています。

 

さらにポケットに傾斜が付いていると、ポケットが一番外側の第三のプリーツとなり、全体をより美しく見せてくれます。

このようにトラウザーズをエレガントに見せてくれる点が最大の特長です。

 

2プリーツは股上を深く取るとキレイに見せられます。股上が深いトラウザーズはウエストコート(ベスト)との繋がりも美しくなる為、スーツスタイルで最もドレッシーなスリーピースにオススメです。

英国の代表柄(ヘリンボーン、グレンチェック、ハウンドトゥースなど)で仕立てる際は、2インプリーツで英国要素を濃くするスタイルもおもしろいですよ。

 

トラウザーズのプリーツまとめ

スッキリと見えるノープリーツ。

股上の浅いトラウザーズと相性が良いので、ジャケパンやカジュアルセットアップに。

 

ノープリーツと同じくらいの股上でも大丈夫な1プリーツ。

初めてプリーツにチャレンジする方や、スーツのトラウザーズにオススメです。

 

トラウザーズをエレガントに見せる2プリーツ。

ドレッシーなスリーピーススタイルに取り入れ、エレガントな装いを楽しみましょう。

 

プリーツは、股上の深さとウエスト周りのバランスが大切です。

いろいろ研究して、あなたの立ち姿を美しく見せるベストバランスを探してみてくださいね。

 

今日もROAD OF STYLEブログをお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

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