VBC(カノニコ)の「PERENNIAL」はクラシックで普段使いに最適なスーツ生地

こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。

おかげさまでROAD OF STYLEブログを開設して1か月が経過しました。

いつもブログをご覧下さり、ありがとうございます^^

 

このブログは「王道のスタイル」というテーマで、服装術の基本的なルールや素材等の基礎知識についてお伝えしております。

なるべく感覚的な表現にならないよう、具体的な解説を心掛けていますので、今後もご覧頂けると幸いです。

 

さて今回はスーツ生地について書いてみようと思います。

ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(VBC)の定番スーツ生地の1つ「PERENNIAL(ペレンニアル)」

限りなくSuper 120’sに近いSuper 110’sのウールで織られた生地は、上品なツヤ感と滑らかな肌触り。

そしてオールシーズン着用できる生地感と、非常に普段使いしやすい生地です。

 

今回はビジネススーツに使いやすいオススメ生地を事例に、ペレンニアルの良さについて解説していきます。

今後スーツを作る予定がある方や、生地のことを詳しく知りたい方のお役に立てると幸いです。

 

PERENNIAL(ペレンニアル)について

VBCのAW生地の定番クオリティーの1つです。

Super 110’sウール使用のライトウエイトの生地が中心で、ビジネス・フォーマルシーンに着用しやすい色柄が充実しています。

 

PERENNIALというのは「四季を通じて続く」「長期間続く」といった意味です。

正にこの名の通り、オールシーズン着用できる生地感となっています。

 

季節感を問わず着用しやすい点や、落ち着きのあるクラシックな色柄が多い点が、スーツ生地として非常に使いやすいです。

その為、既製品でも数多くのスーツショップ、ブランドが採用しているクオリティーでもあります。

THE SUIT COMPANYといった若年層向けのショップはもちろん、BEAMS・UNITED ARROWSといったセレクトショップ、はたまた海外ラグジュアリーブランドでもオーダー生地としてラインナップしているところもあります。

 

特長①Super 110’sウール

Super 110’s(スーパー110と読みます)というのは、糸に使われている「原毛(繊維)の細さ」を表すものです。

細い繊維を束にして撚(よ)る事で糸が生まれ、その糸を織る事で生地が作られていきます。

当然ながらより細い繊維で作った糸の方が、美しいツヤ感を持つ滑らかな生地を織る事ができるわけです。

 

VBCのペレンニアルに使われているウールは、Super 110’sウールです。

これは直径が17.76~18.25ミクロン、平均18ミクロンです。ミクロンというのは1mmの1000分の1です。

イメージするのが難しいのですが、ご参考に、

  • 人間の髪の太さ:50~100ミクロン
  • Super 110’sウール:18ミクロン
  • カシミヤ:16~17ミクロン

 

市場に流通するカシミヤと比較的に近い細さである事を考えると、Super 110’sウールがいかに細いかがわかると思います。

それだけ細い繊維で作った糸で織られた生地ですので、美しいツヤ感が出たり、肌触りが滑らかなのです。

 

特長②重量260gms

ペレンニアルの生地は、重量が260gms(一部270~280gms)です。

これは比較的に軽量な部類に入る重さで、合い物として使える重さと言われています。

 

ウール生地の場合の参考重量が以下の通りです。

  • 200~240gms:春夏向け
  • 240~280gms:合い物(オールシーズン着用可)
  • 280gms~:秋冬向け

※もちろん生地の織り方、糸の種類によって多少の変動はありますが、重さだけで着用時期をざっくり分けると上記のイメージです。

 

昔と比べて温暖化が進んでいる影響や、どこに行っても空調が完備されている事もあり、軽い生地でも十分にオールシーズン対応できます。

着用時期を限定したくないオーダースーツ(特にフォーマル兼用できる無地のダークスーツ)に最適なクオリティーだと言えます。

 

特長③クラシックな色柄が豊富

最後にペレンニアルの特長としては、クラシックな色柄が豊富に揃っている事が挙げられます。

無地、シャークスキン、バーズアイ、ヘリンボーン、シャドーストライプ、ハウンドトゥース(千鳥格子)、グレンチェック、ピンヘッド、チョークストライプ等、定番柄が充実しています。

もちろんトレンドを意識した新色・新柄も毎シーズン追加されますが、毎年継続して展開されるものは定番的なものがほとんどです。

 

VBCとしては「ブレッド&バター」、毎日着用できる生地として作っているクオリティーとの事です。

月~金曜日、そしてビジネスに限らずフォーマルウェアにも使える生地。

「クラシックなスーツを作るなら?」と聞かれたら、まず初めにオススメしたい生地がペレンニアルなのです^^

 

ビジネススーツに使いやすいオススメ生地

それではここからは個人的なオススメ生地をご紹介します。

選んだポイントとしては、

  • Super 110’sウールのツヤ感が活きる生地
  • シャツ・タイの組み合わせでトレンドも楽しみやすい
  • トレンドに流されないべーシックな色柄

という点を意識しています。

 

ペレンニアルの生地感はイタリアらしいものですが、選んだ色柄は英国的なものです。

クラシックを現代的に着こなす・・・と言うと少し大げさかもしれませんが、長く愛用する為にスーツはクラシックである方が良いという考えです。

 

オススメ①ネイビーのチョークストライプ

チョークストライプは、クラシックスーツの中では定番中の定番。

ネイビー地に白のストライプが最もクラシックとされていますが、VBCは同系色ストライプで落ち着きがある為、気負わず着用しやすいです。

「クラシコ・アジア」で今世界中から注目を集めている、マーク・チョーさんの着こなしを参考にするのがオススメです。

 

出典:香港のカリスマイケメン、マーク・チョーにスーツを学ぶ | MEN’S Precious(メンズプレシャス)

ストライプはタテ方向に身体のラインを強調するので、背を高く見せたい方や体型を細く見せたい方にオススメです。

ベルトや革靴はダークな色を選び、Vゾーンに視線が集まるようにすると一層効果的。

マーク・チョーさんみたいにチェルシーブーツ(サイドゴアブーツ)を履いて、足元をスッキリ見せるのもエレガントです。ちょっとしたパーティーにも参加できる装いですね。

 

色違いのチャコールグレー。

かなり落ち着いた雰囲気となりますので、実年齢より上に見せたい方(平均年齢が高い士業の若手の方)や童顔の方にオススメします。

ちなみに僕も百貨店に勤めていた時に着用していました。赤のストライプシャツとかパープルのクレリックシャツとか合わせてましたけどね(笑)

 

発色がキレイなブライトネイビー。

日焼けされている方が着ると、とても爽やかで誠実な印象に見えます。サッカー選手の方とか似合いそうです。

 

オススメ②ミディアムグレーのヘリンボーン

ヘリンボーンと言えば、やはりグレーがクラシック。

ツイードのような白黒ヘリンボーンではなく、都会的なミディアムグレーは季節を問わず着用しやすいです。

また光の反射で生地の陰影がハッキリ見られ、スーツの立体的なシルエットを美しく見せてくれる柄です。特に背中の見映えはとてもエレガントです。

 

出典:【定番】安定のカノニコ、グレーのヘリンボーンスーツ | 鹿児島のオーダーメイドテーラー メイフェア三洲堂テーラー

近い距離だとシャドーストライプのように見え、遠目では無地に見える点も使いやすいです。

ヘリンボーンはご年配の方に特に支持されている柄のように感じます。経営者様への営業や、金融系、講師業をされている方にオススメします。

尚、ミディアムグレーは中庸的な色みで、着用者を柔らかい印象に見せてくれる色です。そうした点では初対面の人と接する機会が多い方や、キャリアカウンセラーといった相談・コンサル業務が多い方にも良いと思います。

 

チャコールグレーは非常に大人しい表情です。

スリーピースにして、冠婚時に着用するのも良いです。

 

お洒落感のあるブラウン。

色みはカントリーですが、綾織りでツヤ感があるので野暮ったくは見えません。

秋冬向きですが、暖色系のネクタイと合わせてぬくもりあるコーディネートを楽しんで頂けます。

 

珍しい色みのブルーグレー。

ネイビーとグレーを混ぜ合わせたような中庸な色みで、人と違う雰囲気を楽しみたい方にオススメです。

シャツ・タイもグレイッシュなものを選び、トーナル配色で着こなすととてもお洒落です。

 

青みの強いブライトネイビー。

花紺(はなこん)とも呼ばれる鮮やかなネイビーは、エネルギッシュで若々しい印象に見せてくれます。

 

落ち着きのあるネイビー。

光の反射で綾目が立体的に見え、着用者をスマートに見せてくれる色柄です。

着丈をヒップの付け根まで取り、ウエストシェイプをしっかり効かせる英国的なシルエットのスーツにオススメです。

 

フォーマル感のあるブラック。

冠婚シーンで着用するフォーマルスーツ用です。チャコールグレー以上に綾目がクッキリ見え、とてもエレガントな見映えを楽しんで頂けます。

 

VBCの生地でスーツを作るなら、まずは「PERENNIAL」

VBCのスーツ生地の中で、最も扱いやすいペレンニアル。

Super 110’sウール使用の滑らかな肌触り、オールシーズン着用できる生地感、そしてビジネスに使いやすい色柄が豊富に揃っている優れたクオリティーです^^

 

ご紹介したチョークストライプとヘリンボーンは、僕が百貨店で勤めていた時によく愛用していた柄という事もあり、個人的な体験としても非常にオススメです。

お洒落なコーディネートを組みやすいですし、着用していた時の販売実績も良かったですしね(笑)

どれも定番で毎年継続展開されていますので、傷んできたから作り直す!という事も簡単です。

普段のローテーションの1着として存分に活躍してくれるので、迷われたらペレンニアルをチェックしてみてくださいね。

 

生地を選ぶ時はオーダーの楽しみ「生地選び」生地情報の見方を知ってみようの内容を知っておくと、他の生地と比較検討する時に役立ちますよ!

 

今日もROAD OF STYLEブログをお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

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