
父が長く病気療養を続けておりましたが、3月20日12時19分に永眠いたしました。
21日に通夜、本日の告別式を終え、念願の我が家に帰ってまいりました。
昨年の11月22日に救急搬送されてから、一度も帰ってこられなかったので、実に4か月ぶりの帰宅です。
父は2年半ほど前に肺がんの診断を受けました。
当初、医師には年内の命だろうと言われておりましたが、何度も危機に瀕しながら、強い生命力で2度の年越し。
さらに3月16日には、64回目の誕生日も迎える事ができました。
誕生日の際にお祝いの言葉をかけると、絞りだすような声で
「どうにかなぁ・・・」
と話していたのですが、その言葉が僕にとって父との最後の会話となりました。
父は最期を迎えるまで生きようという強さがありました。
64回目の誕生日を迎える事も、きっと目標にしていたと思います。
誕生日の日は病院でお祝いのイベントをして頂きました。
その場に母と共に駆け付けて、本当に良かったと思います。
父の最期は苦しむ事もなく、普段通り眠っているかのような、非常に穏やかな表情だった事がせめてもの慰めです。
誕生日の日は具合が悪く、時折苦痛で顔をゆがめる事もありましたので・・・
本当に最期まで頑張っていたと思います。だから、安らかに眠りにつけて良かったです。
葬儀は父の希望で友人葬で行いました。
父の兄弟や母の姉妹、幼すぎて記憶がない時に遊んだ従兄弟と父を見送る事ができた事、
またその為に過ごした3日間は、父からの最後の贈り物だと思います。
今まですごく頑張ってくれたので、ゆっくり休んでほしいと思います。
一番落ち着く我が家に、
ようやく、
帰って来られたのだから。