
こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。
スーツスタイルにおいてネクタイの存在はとても大きいです。
キレイに締められていればVゾーンが美しく見え、エレガントな印象を感じさせてくれます。
逆にノットが緩んでいたり、ペタンコに潰れてしまっていると、ルーズで貧相な印象に・・・
ネクタイを締める事はスーツスタイルの最後の仕上げ。
だらしなく見られないように意識したいですね。
さて今回はそんなネクタイの締め方についてですが、ちょっと着眼点を変えて「ノットを上向かせる方法」について書きました。
Vゾーンは立体感があるほうがエレガントで良いとされていますので、着用場面やスタイルに応じて取り入れる事をオススメします^^
ネクタイのノットを上向かせる効果

ネクタイのノットを上向かせると次の効果が得られます。
- ネクタイが立体的に見える(Vゾーンに立体感が出る)
- ディンプルがより美しく見える
- 生地のツヤ感がキレイに見える
①Vゾーンに立体感が出る

ノットが上向く事でVゾーンに立体感が生まれて、優雅な印象に見えます。
ネクタイは身なりを正す役割を持っていますが、Vゾーンに立体感を持たせる事は、ネクタイの「装飾品」としての側面を強調する効果があります。
結婚式のようなドレスアップする事が望ましい場面で、積極的に取り入れる事をオススメします。
ちなみに見た目の雰囲気はタブカラーシャツや、カラーピンでネクタイを浮かせた時と似ています。

出典:Vゾーンの流儀|「クラシック回帰」 Drake’s tie
タブカラー:シャツの襟と襟の間にループとボタンが付いており、襟を留められるようになっている。
ノットが持ち上がるのでVゾーンに立体感が生まれます。

出典:カラーピン(カラークリップ)徹底解説【おすすめ人気ブランドから使い方まで】
カラーピン:シャツの襟に取り付け、ネクタイのノットを浮かせるアクセサリー。
レギュラーカラーやロングポイント、ボタンダウン等、使える襟型が限られます。
②ディンプルが美しく見える

ノットが上向く事でディンプルも持ち上がりますので、光が当たりやすくなって陰影がハッキリします。
③生地のツヤ感がキレイに見える(襟のロールも?)

ディンプルと同様に、ネクタイの生地のツヤ感もキレイに見えやすくなります。
写真だと左はノットを上向かせた状態、右は通常通りに結んだ状態です。
見比べていると、何となくですが襟のロールも大きくなっているように見えますね。
・・・といった具合に、装飾品としての見せ方を強調する効果があります。
それではノットを上向かせる方法について解説していきますね。
ネクタイのノットを上向かせる方法

①まずはネクタイのノットを結び、高さを調整すれば完成という状態にします。
写真はプレーンノットで結んでいます。

②ノットを内側(自分の身体のほう)にツイストさせます。

首周りの輪っかにノットをくぐらせるイメージです。

こんな感じです。剣先まですべてくぐらせましょう。

③ノットをツイストさせると、写真の黄色い〇部分が捻じれます。
この捻じりがノットを上向かせるように引っ張りあげてくれるというワケです。

④ツイストの回数は「2回」がオススメです。
捻じれた部分がコンパクトに収まるので、襟の羽根を降ろした時に膨らみが出にくいです。
※逆にデメリットはネクタイにたくさんシワが入る点です(捻じってますからね^^;)
ネクタイのシワを伸ばすには、ハンカチ等の当て布をしてからアイロンのスチームを当てましょう。
アイロンでプレスするとネクタイの立体感が損なわれてしまうので、スチームで根気よくシワを伸ばすようにしてください。

⑤ツイストできたら、ノットの高さを調整します。ノットが上向きましたね!

ノットをツイストさせる回数で、上向く角度を変える事ができます。
個人的には1回では物足りない感じがするので、2回をオススメしています。

⑥襟の羽根を降ろします。

極端な膨らみが出ていなければOKです。
分厚い芯地が入っていたり、ウール、カシミヤ、デニムなどの厚みがある生地だと、膨らみやすいので難しいと思います。
そもそもこの方法はドレスアップしたい時に使う事が望ましいので、カジュアルな素材感のネクタイで使う事はあまりないハズです。
着用場面やスタイルに応じてノットを上向かせよう
今回ご紹介した方法は、Vゾーンに立体感を持たせる1つの方法です。
お仕事の後、そのまま結婚式の二次会に行かなければいけない・・・
といった時に、くるくるっとツイストさせてドレスアップするのも粋ですね!
ネクタイピンを使うと、ノットの垂れ下がりを抑えやすいですよ。
Vゾーンを上品に見せてくれるダンヒルのネクタイピンがオススメです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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