お葬式やお通夜の服装に。喪服の選び方・作る時のポイント解説

STYLE MAKING

こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。

喪服って滅多に着る事も買う事もないので、どういうものを選べばいいか迷いませんか?

真っ黒のスーツを選べばいいという点はご存知かと思いますが、

どんな生地ならいいの?ディティールは?と疑問が浮かぶ人もおられると思います。

 

そんなイメージしづらい喪服ですが、実は3つのポイントをおさえておけば、

あとは普段着ているスーツと変わらないディティールで大丈夫です。

そこで今回は仕立てた喪服を事例に、お葬式やお通夜に着ていく服装について解説しますね^^

 

 

はじめに:喪服を着ていく場面

今回紹介する喪服は、以下のような弔事で着用する事を想定したものです。

  • 親族の葬儀を行う時
  • お墓に納骨しに行く時
  • お通夜、お葬式(告別式)に参列する時
  • 初七日しょなのか、四十九日、一周忌等の法要

 

出典:喪主や遺族はどんな服装をすればいいの? 喪服を持ってない場合は?

葬儀で喪主を務める場合は、モーニングコート(正式礼装の洋装)が望ましいです。

ただ親族や親戚、故人と親しかった友人のみで小規模に行う家族葬であれば、喪服でも差し支えありません。

近年は家族葬が増えており、喪主を務める人が喪服を着るケースも一般的になっています。

 

(※ご案内:画面を明るく調整していただくと、後の写真が見やすくなりますよ^^)

 

今回仕立てた喪服

シングル3つボタン段返り、ノッチドラペルです。

 

後ろ裾は「ノーベント」

ヒップ丈の礼装用ジャケット(喪服、ディナージャケットなど)はベントを切りません。

喪服は弔事のみで着用するので、この原則にきちんと則りました。

 

※補足:とはいえ既製品の喪服はベント入りが多いですし、略式のダークスーツで参列することもあるでしょう。

したがってベントが切られていても特に差し支えないと思われます。

まぁでも、場に相応しいフォーマルな装いができているほうが、人としてカッコよくありませんか?

ノーベントが原則と確認されたワケですから、今後そうしてみませんか?

 

喪服を選ぶ・作る時におさえたい3つのポイント

ここからは喪服を選ぶ・作る時のポイントを解説します。

その前に、参考情報として喪服の仕様例をご確認ください。

 

弔辞で着用するフォーマルなお洋服なので、次に挙げる3つのポイントをおさえておきましょう。

 

ポイント①ジャケットはノーベント

ノーベントにする際は、腰囲(裾周り)の寸法が重要です。

なぜなら、腰囲が合っていないとジャケットの見映えが悪くなってしまうからです。

腰囲が余ると裾がぐにゃぐにゃに、逆に不足すると裾の前側がガバッと開いてしまいます。

 

出典:お葬式やお通夜の服装~スーツやコートNGポイント

これは腰囲不足の極端な例です。

多少なら問題ないですが、ここまでひどいと大人として恥ずかしいですよね(汗)

お葬式は参列する機会のほうが多いので、相手に不快な印象を与えないよう意識しておきましょう。

既製品を買う場合は、店員さんにきちんと見てもらいましょう。

 

ポイント②トラウザーズはシングル裾

シングル裾は本来フォーマルウェア等の、ドレッシーなトラウザーズのスタイル。

ですので喪服はシングル裾一択です(モーニングカットにするのはOK)

 

ダブル裾はカジュアルな印象もある為、喪服には適していません。

又、不幸がダブる(重なる)と忌み嫌う見方もあるようです。 実際聞いた事はないですが^^;

 

ポイント③生地はツヤ感がないマットな漆黒

一般的に冠婚葬祭はブラックスーツと言われていますが、これをそのまま鵜呑みにしないほうがいいでしょう。

冠婚は結婚等の「よろこびごと」ですから、華やかなブラックスーツ。

葬祭は葬儀に関した「かなしみごと」ですので、哀しみの心を表すことが第一。したがって華美なものは避けなければなりません。

そうした観点から、喪服の生地はツヤ感がないマットな漆黒を選ぶ必要があります。

 

喪服用の黒はツヤ感がなく、非常に深い漆黒。

スーツ用の黒は生地にツヤ感があったり、漆黒と比べると黒の深みが足りません。

横に並べると違いが一目瞭然。つまり葬儀会場で浮いてしまうという事です。

葬儀にも写真撮影があるのでマットな漆黒を選びましょう。

 

ご参考に選んだ生地は、高級フォーマルの礼服地を製造している児玉毛織。

白シャツが透けない生地をオススメします。

 

全国区で展開しているオーダースーツSADA等のテーラーで注文できますよ。

※参考:ブランド一覧 | オーダースーツSADAは19,800円~ | 東京・大阪・福岡

 

その他のポイント

襟はピークドラペルでも大丈夫(※)ですが、喪服はノッチドラペルが無難でしょう。

※正式礼装のモーニングコート、葬儀を手伝う人が着るディレクターズスーツはピークドラペルが多いです。

ダブルブレステッドは元々ピークドラペルですので問題ありません。

 

シャツはレギュラーカラーを選びましょう。

胸ポケットには白か黒のポケットチーフを挿します。光沢のないリネン素材が望ましいです。

弔事ではネクタイのディンプルを作らないように。

 

礼装用ジャケットのポケットには、本来フラップはつけません。

フラップをつけている場合は、会場に着いたタイミングでポケットの中に入れておきましょう。

 

トラウザーズはプリーツ入りがオススメです。

葬儀では座っている時間が長いので、脚周りにゆとりがあると負担が少ないですよ。

体型変動リスクに備え、アジャスターかブレイスボタンを付けると機能的です。

ピスポケットはハンカチ用に。弔事では真っ白無地のハンカチを使うのがマナーです。

 

靴は黒の内羽根ストレートチップを合わせましょう。

 

喪服の選び方・作る時のポイントまとめ

以上が喪服の選び方・作る時のポイントでした。

もう一度、重要な3つのポイントをまとめると、

  1. ジャケットはノーベント
  2. トラウザーズはシングル裾
  3. 生地はツヤ感がないマットな漆黒

これらをおさえておけば、あとは普段のスーツと変わらないディティールでも大丈夫です。

 

喪服は滅多に着る機会がないので、事前に準備する人は少ないと思います。

僕は父の葬儀をキッカケに、これから着用する機会が増えるだろうと思い仕立てました。

Yuuki
Yuuki

さすがに都度レンタルするのは大変ですからね^^;

 

さいごに、フォーマルウェアは高橋洋服店の高橋 純さんの著書で網羅できますよ。

着る時間帯や行事の格によって装いが異なる礼装を、豊富なイラストや表でまとめて解説されています。

モーニングコートやディナージャケット等の歴史や文化的背景も知れますので、興味がある人はご一読ください。

今回の記事が少しでもお役に立つと幸いです。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

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