股上が深いトラウザーズは野暮ったい?スタイル良く見える?

STYLE MAKING

こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。

股上が深いトラウザーズ(スラックス)を穿くとどう見えるんだろう?

スタイル良く見えるのかな?と気になっている人は多いと思います。

 

実は股上が深いトラウザーズでも、適正なサイズを正しく穿く事でスタイルを良く見せられます。

どうしてかと言うと、胴長短足をカバーして脚長に見せる効果があるからです。

 

そこで今回の記事では、股上が深いトラウザーズがスタイルを良く見せる理由や、股上が深い/浅いのメリットを解説しています。

この記事を読むと股上選びのヒントが得られますよ^^

 

 

股上が深いとスタイル良く見える

「股上が深いトラウザーズは野暮ったく見えるのでは?」と思う人もおられるかもしれませんが、実際はその逆です。

適正なサイズを正しい位置で穿く事で、スタイル良く見せてくれます。

どうしてなのか?大きく3つの理由があります。

 

①胴長短足をカバーできるから

日本人は頭が大きくて腰の位置が低い、という身体的特徴があります。

そのため「上半身は胴長に、下半身は短足に」見えてしまいやすいです^^;

(※これは身長が問題なのではなく、身体のバランスの特徴)

股上が深いトラウザーズを穿くと腰の位置が高いところに来る為、欧米人のような腰高に見え、胴長短足に見えにくくなります。

 

②脚長効果があるから

股上が深いトラウザーズを穿くと下半身のタテの距離が長くなります。

その為、股上が深いトラウザーズのほうが脚が長く見えやすいです。

逆に股上が浅い → 上半身が長く見える(胴長効果)、お腹ポッコリの人は悪目立ちする恐れも^^;

 

③下半身の流れが美しく見えるから

股上が深いトラウザーズを穿くと、下半身のシルエットの安定感がグッと増します。

これはトラウザーズがウエスト(お腹)のくびれにしっかりフィットする事で、

ウエストからヒップへの広がり、ヒップから裾口にかけて自然と細くなっていく流れがキレイに見えるからです。

股上が浅過ぎるとウエストからヒップへの広がりが十分に表れず、寸胴のような印象を与えてしまいます。

 

以上、まとめると

  1. 胴長短足をカバーできる
  2. 脚長効果がある
  3. 下半身の流れが美しく見える

これらが股上が深いトラウザーズがスタイルを良く見せる理由です。

 

「股上が深い/浅い」それぞれのメリット

股上の深さの違いは言い換えると「腰位置の違い」

つまり、腰位置が高いところにあるのか?低いところにあるのか?

それによって下半身の見映えや着用感が変わってきます。

それぞれ良さが違いますので、スタイルや見せたい印象に応じて使い分けるヒントを紹介します。

 

股上が深い(腰位置が高い)

トラウザーズの腰位置が「ウエスト(お腹)のくびれ」に来ます。

脚が長く見える為、スーツスタイルに取り入れるのがオススメです。

スーツは上から下に繋がるタテの線が最も重要だからです。

スーツが着用者を引き締まった印象に見せるのは、上下同じ色柄の素材で、人体の流れ(首元から足元へ)に自然に沿うからです。

 

タテの線が美しく繋がったスーツは、相手にエレガントな印象を与えてくれます。

それと同時に格の高さも感じさせ、相手にあなたを軽く見てはいけないという重要感を与える効果も。

相手から信頼感を得たい人、説得力が欲しい営業パーソンは、股上が深いトラウザーズを持っておきましょう。

 

股上が浅い(腰位置が低い)

トラウザーズの腰位置が「腰骨の辺り」に来ます。

腰骨に引っ掛けて穿く形となる為、下半身に強くフィットしてくれます。

これによりトラウザーズの腰位置がズレにくいというメリットが得られます。

その為、普段のカジュアルや出張等、アクティブで動きやすさが必要なスタイルに向いています。

 

また下腹部を覆う面積が小さい為、腰周りがもたつかずスッキリ見えやすいです。

ヒップを小さく見せたい人や、トップスにボリュームのあるお洋服を着たい時にオススメですよ。

 

股上が深いトラウザーズはどこで買う?

オススメはMTM(オーダースーツ)です。

人によって股上の深さ、ウエストとヒップのサイズ差、脚の太さが違うからです。

ブレイシーズボタンも付けてもらえるので、立ち姿をキレイに見せたい人は候補にされるといいですよ。

 

スーツのトラウザーズは股上を深くしよう

股上が深いトラウザーズは、胴長短足をカバーして脚長に見せてくれる、という良さを持っています。

股上が深いのと浅いの、どっちがいいの?と白黒付けるのではなく、それぞれの良さが活きる使い方をしていきたいものですね。

では最後に、もう一度股上が深い/浅いの違いをまとめておきます。

 

股上が深い(腰位置が高い)

  • 腰位置は「ウエストのくびれ」
  • 下半身を美しく見せてくれる
  • 上から下に繋がるタテの線がキレイになる
  • スーツは肩で着る。深い股上が基本

 

股上が浅い(腰位置が低い)

  • 腰位置は「腰骨の辺り」
  • 下半身に強くフィットする
  • 激しく動いても腰位置がズレにくい
  • ブレイシーズで吊ると肩が凝りやすい

スタイルや見せたい印象に応じて使い分けましょう。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

コメント

  1. 松川航兵 より:

    スーツのパンツについて質問します。
    テレワークが進み、屋内にいる時間が増えて来た事もあり、上半身は痩せ型でウエストが細い自分でもヒップにボリュームがあるので股上が深いワンタック入りスラックスを新調しようと考えています。お勧めする着こなし方やスーツショップのブランドなどあれば、ご教授お願いします。それからベルトの締め付け感が凄く苦手でサスペンダーを買おうと思いますが綺麗に吊るせる型を探したいので良い物があれば、お教え下さい。

    • ゆうき@お洋服ブロガー より:

      松川航兵さん

      はじめまして^^
      コメントありがとうございます!
       
       
      ①着こなし方
      ブレイシーズ(サスペンダー)で吊るか
      サイドアジャスター付きであれば、細く絞ってウエストのくびれにフィットさせるのがオススメです。

      腰骨にフィットさせる穿き方と比べると、股下が短く見える場合があります。
      股下の長さは普段穿いているスラックスと揃えるのではなく、ウエストのくびれにフィットさせた上で確認される事をオススメします。
       
       
      ②ショップ・ブランド
      既製品ですと、股上が深いモデルが少ないので難しいのですが・・・
      しいて挙げるなら、

      ・パンツ専業ブランドのROTA、エミネント
      ・ラグジュアリーブランドのダンヒル
      ・セレクトショップのEDIFICE
      この辺りだと股上26~27cmのモデルを見つける事ができます。

      麻布テーラーやユニバーサルランゲージメジャーズ等で、16,500円くらいからお仕立てもできますよ。

      ・ウエストとヒップのサイズ差に合わせられる
      ・深い股上(ブレイシーズで吊るなら、ウエストのくびれに合わせる)
      ・プリーツがキレイに見えるヒップ・太もも幅(小さいとプリーツが開いてしまう)
      ・ブレイシーズボタン付き
      といった要望を叶えられますので、お急ぎでなければご検討されてはいかがでしょうか。
       
       
      ③ブレイシーズ
      オススメはアルバート・サーストンです。
      価格は11,000円~

      バンド幅は3.5cmが標準です。痩せた体型だと太く感じるかもですが・・・
      2.5cmは肩への負担が大きく、テレワークで長時間お座りになると疲労の蓄積がひどくなると思います^^;

      クリップとボタン留めの2wayタイプもありますが、ボタン留めがオススメです。
      クリップはスラックスにダメージを与えますし、肩にかかる負担が大きい。しかも見た目がカジュアルです。
      それにボタン留めのブレイシーズで吊るほうが絵になりますよ。

      ※参考:ブレイシーズの選び方ガイド
      https://roadofstyle.com/2022/10/06/braces-select-guide/
       
       
      ・・・以上、何か1つでもご参考になりますと幸いです。

      ブログも読んでくださり、ありがとうございます^^

    • 松川航兵 より:

      初めましてユウキさん早速ご質問にお答え頂き、ご返信ありがとうございます。先程ご紹介された通り、お陰様で選択肢が絞れて来ました。因みにワンタックスラックスはスーツの他に私服として穿くつもりです。脚長効果を狙いながらも足元をすっきり見せたいので足首が見える程の九分丈とテーパードシルエットが良い感じです。やはり、革靴のデザインは無難にプレーントゥを合わせるべきですか?また、ハイソックスの色と柄は何が良いと感じますか?

    • ゆうき@お洋服ブロガー より:

      松川さん、ご返信ありがとうございます^^
      選択肢が絞れてきて良かったです!
      私服としても兼用されるお考えなのですね。

      革靴はビジネスでドレッシーに装うなら、プレーントゥやストレートチップが良いです。
      ビジネスカジュアルや私服の時は、タッセルローファーやコインローファー、フルブローグ(ウイングチップ)が良いと思います。
       
       
      ソックスはビジネス用にまずはダークカラー。
      靴との繋がりがキレイに見える黒、ダークグレー、ダークブラウン辺りを。
      カジュアルで遊びを入れる際は、ブレイシーズの色と揃えてみるのはいかがでしょうか?

      ブレイシーズにもバンドが無地の物もあれば、ストライプの物もあります。
      そこに使われている色をソックスでカラーリンクさせる、というのは遊び心が感じられますよ。

      脚長効果をお考えですので、ソックスの柄は無地が無難でしょう。
      もしどうしても柄が欲しいなら、ヘリンボーン柄がスマートに見える効果が期待できます。
      スーツに合わせてもクラシックな趣きが感じられますよ^^

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