
こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。今回の記事は、
- デニムパンツの膝がポコッと膨らんで元に戻らない
- 色落ちを防ぎながら洗濯する方法を知りたい
- 時短で膝をキレイに戻す方法を知りたい
というお悩みをスッキリさせられる記事になっています。
デニムパンツ(以下、デニム)を何度か穿いていると、膝の部分が伸びてポコッと膨らんできますよね?
特に細身のデニムやストレッチデニムがなりやすいです。
あえて色落ちさせたい時はそれでも良いのですが、できればキレイな状態で長く穿けたらいいなと思いませんか?
そこで今回の記事では膝が伸びてしまう原因と、元に戻す方法を3つ紹介します。
この記事で紹介している方法を使えば、デニムをキレイな状態にキープできるようになりますよ^^
デニムの膝抜けとは
膝抜けと言うのは「膝の生地が伸びてしまい、ポコッと膨らんでしまう現象」
これには動きやすくなったり、座っても圧力が小さいという良さもあるのですが・・・
脚が短く見えたり、O脚を強調してしまうという欠点もあります。
さらに、伸びた部分の擦り切れや色落ちを早める原因にも(ゾゾゾ~~^^;)
膝が伸びてしまう原因

膝の動きに合わせて生地が伸び縮みし「伸びた状態のまま固定される」ことが原因です。
デニムに使われる綿素材は、ウールと違って「元の形に戻ろうとする性質」を持っていません。
その為、デニムの膝が伸びてしまったら元に戻す為のお手入れが必要です。
ちょっと面倒くさそうですが、実は綿素材の性質を利用すればカンタンに戻せるんですよ!
デニムの膝抜けを元に戻す3つの方法
綿は「水に濡れると繊維が縮む」ので、この性質を利用するとカンタンです。
デニムの膝抜けは「生地が伸びた状態のまま固定されている状態」
ですので、伸びた繊維を元に戻す為に水分を与える必要があります。
①洗濯するのが一番手っ取り早いです

最も手っ取り早い方法が「洗濯」
伸びてしまった生地が元に戻りますし、汗の汚れやニオイも取り除く事ができます。
補足:デニムの色落ちが気になる人へ

デニムのインディゴは元々の性質として染まりにくく、繊維への粘着力が弱いんです。
繰り返し染める作業をするのですが、それでも糸の奥まで浸透しません。
いわば、糸の表面にインディゴの色がコーティングされているようなイメージ。
コーティングですので、身体の動きや摩擦、生地が伸びたりする事で「剥がれやすくなる」ワケです。
実はインディゴは水に溶けません。
じゃあなんで洗濯すると色落ちするの?という疑問ですが、
これは洗濯する事で、剥がれやすくなったコーティングが流されてしまう事が原因なんです。
つまり色落ちはある程度起きてしまう・・・これは仕方がない事なんですね。
なるべく色落ちを抑えたい人は「デニム用洗剤」を使うようにしましょう。
ナノコロイドが色落ち防止効果が高いですよ。
②霧吹きを使って膝だけケアする

3つの方法の中で一番カンタンな方法です。
綿の「水に濡れると繊維が縮む性質」を利用します。
作業はほんの数秒でOK!なんですが、デメリットは自然乾燥するまで時間がかかる点です。
その為、1日穿いたデニムを脱いだ後に実施するのがオススメです。

デニムを写真のような形でハンガーにかけます。
ウエストバンドの重みで生地が引っ張られる為、脚全体のシワを伸ばす効果が高まりますよ。

膝のポコッと膨らんでいる部分に霧吹きで水をかけます。

5回くらい水をかけてたっぷり湿らせましょう。

生地が湿ったら左右に引っ張って伸ばしておきます。
あとは自然乾燥するまで放置です。

8月の気温で13時間放置しました。完全に乾いた状態です。
(30℃を超える日中に行うと6時間くらいで乾いてくれます)

作業前と比べて膝の膨らみが小さくなりましたね^^

100%復元とまではいきませんが、60~70%くらいは復元できました。

手アイロンで伸びた生地を寄せ集めるとこんな感じです。

これくらいの膨らみだったら、アイロンでサッと仕上げられますね!

キレイに戻せました!ピシッとすると気持ち良い~~
こういった感じで、アイロン作業をラクにする為の「仕込み」として霧吹きやっておくのも良さげです。
③アイロンで膝を元の形に戻す
色落ちリスクや長時間待つ必要がなく、数分の作業で膝を元の形に戻せる方法です。
スチームで除菌しながらデニムの膝をキレイに戻せます。
スチーム付きのアイロンと、アイロン台があればOKです!

アイロン台の上にデニムを広げます。

手アイロンで生地のたるみを膝に寄せていきます。

裾口からも生地のたるみを寄せていきます。

たるみの両端から少しずつアイロンを当てます。アイロンは動かさずにプレスしたままです。

この時、スチームを使って生地に水蒸気を吸わせましょう。
アイロンは強く押し込まなくても大丈夫ですよ。

生地のたるみが小さくなりました。

小さくなった生地のたるみに、ゆっくりとアイロンを滑らせていきます。
水蒸気を吸わせてたるみを収縮させるのが狙いです。
アイロンを生地に対して垂直に滑らせていくのがポイントです。

この流れで少しずつ生地のたるみを縮ませる事ができます。
僕も初めてやった時は「おお~戻ってる!」と感動したのを覚えています。

この作業を繰り返すと膝の膨らみを元に戻す事ができます。
数分でできるので、ぜひ一度お試しくださいね!
アイロンを持っていない人はこの機会に購入しておきましょう。
スチーム機能付き&当て布もセットで付いているアイロンが使いやすいですよ。
- スチームをよく通す
- 熱に強く、丈夫で焦げにくい素材
- テカリを少なく、布地を傷めにくい
- 下の布地が見やすく、かけやすい
生地のテカリは当て布で防げるので、スーツのお手入れにも便利ですね。
日々のお手入れでデニムをキレイな状態にキープしよう!
デニムは素材の特性上、どうしても膝抜けは避けられません。
定期的にお手入れして膝の形を元に戻す必要があります。
膝の擦り切れや色落ち速度を遅くできるメリットがありますし、デニムのシルエットをキープできるのでやって損はないですよ。
お気に入りのデニムをカッコよく穿く為に、ぜひお手入れやってみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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