
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- ペイズリー柄って何のモチーフ?
- ジャカードとプリントの違いは?
- ペイズリー柄のネクタイを合わせるとどんな印象に見える?
という疑問をスッキリさせられる記事になっています。
ネクタイの定番柄シリーズは全5回(※前回は小紋柄)
2回目はペイズリー柄の解説です。
この記事を読むとペイズリー柄が何のモチーフの柄なのか?、どんな印象に見えるか理解できますよ^^
ペイズリー柄は何のモチーフ?
ペイズリー柄は「草木や花等の植物をモチーフにした柄」です。
模様の大きさや向き、配置、色使いの自由度が非常に高いところが魅力の1つ。
複雑な柄である為、糸の織りで柄を表現したペイズリータイは高級感があります。
他の柄と比べて、生地に柄を転写したプリントタイが多いのも特長です。
呼び名の由来

ペイズリーの呼び名はスコットランドのペイズリー市に由来。
起源はいろんな説があるのですが、インド北部のカシミール地方の民族柄として誕生しています。
その後、19世紀インド植民地時代に英国に持ち込まれ、スコットランドのペイズリー市でこの柄の織物が量産されました。
いつしかその柄に「ペイズリー」と名付けられ、ヨーロッパ全土に流行が広がっていきました。
ペイズリー柄は流行品?定番?
ペイズリー柄は流行を超越した定番柄です。
繊細な模様や伝統深いペイズリー柄は英国紳士にも愛され、スーツの胸元を彩ってきた歴史があります。
その格式高いイメージは現代でも変わりません。
ですから一過性の流行品ではなく、英国スタイルの定番として使ってもらえますよ。
ペイズリー柄の作り方で印象が変わる
他の定番柄ネクタイと違い、ペイズリー柄ネクタイは柄の作り方で印象がずいぶん変わってきます。
大きく分けると2つのタイプがあるので、それぞれの良さを知っておきましょう。
①ジャカード:糸の織りで柄を表現

「糸の織りでペイズリー柄を作ったネクタイ」です。
ジャカード織りという、複雑な柄模様を表現できる織り方で生地を作っています。
ジャカードの良いところは、
- 柄の立体感・自然なツヤ感が出る
- 上質な見た目で高級感がある
- Vゾーンに馴染ませやすい
- ふっくらと厚みのある生地になりやすい
- ペイズリーの模様が美しく浮き上がって見える
初めてペイズリー柄ネクタイを選ぶなら、ジャカードがオススメです。

ペイズリーの模様が美しく見えるところが、プリントと比べて圧倒的な優位点です。
②プリント:生地に柄を転写

「ペイズリー柄を転写した生地のネクタイ」です。
天然の染料を用いる草木染め、インクジェットプリンター等を用いて、まっさらな生地に柄模様を転写しています。
プリントの良いところは、
- 繊細な模様を表現できる
- 生地の厚みを抑えられる
- ツルツルとした手触り・光沢感が強い
- 草木染めは深い色合いでナチュラルな雰囲気
- インクジェットは発色が鮮やかでポップな雰囲気
・・・以上、ペイズリー柄ネクタイの2つのタイプでした。
プリントは発色が鮮やかな傾向が強い為、上級者向きなところが否めません。
その分使っている人も少ない為、人と違う個性を表現したい人には打ってつけのネクタイと言えるでしょう。
ペイズリー柄ネクタイを合わせた時の印象
ペイズリー柄ネクタイはデザインによって見える印象が変わってきます。
印象を変えるのは柄の大きさや色、ジャカードかプリントか?といった要素です。
以下、各要素の簡易的な解説です。
- 柄:小さいと控えめ、大きいと存在感が強い
- 配色:色数が少ないとフォーマル寄り、多いとカジュアル寄り
- 余白:余白が少ないと派手、多いと落ち着いた見映え
- 生地:ジャカードが合わせやすい、プリントは難易度が高い
これらを参考にペイズリー柄ネクタイを選んでくださいね。
①大柄は存在感がある印象

大柄のペイズリーは存在感があって、Vゾーンを華やかにしてくれます。
シャツのブルーと、ネクタイのオレンジは補色の関係。
「海と太陽」といった感じで、お互いの発色をキレイに見せる組み合わせです。
プリントならではの繊細な柄表現を活かすため、配色はこだわりたいポイントです。
②ペイズリー小紋は控えめな印象

勾玉のようなペイズリー小紋は控えめな印象です。
ペイズリーらしさは弱いですが、逆の視点で捉えれば意外性を楽しめるデザイン。
大柄は避けたほうがいい、お堅い業種の人は持っておいて損はないでしょう。
③ワントーンは合わせやすさがウリ

同系色だけのワントーンは控えめな印象で合わせやすいです。
ジャカードだと光反射で柄が浮き上がって見える為、上品な雰囲気に見えますよ。
光沢がキレイなネクタイピンを添えるのもオススメです。
補足:ペイズリー柄に合うネクタイピン

ペイズリー柄を引き立てやすいプレーンなものが良いでしょう。
宝石や刻印等のないシンプルなデザインがオススメです。
ペイズリー柄ネクタイは”らしさ”を楽しもう
草木や花等の植物をモチーフにしたペイズリー柄のネクタイ。
模様の大きさや向き、配置、色使いの自由度が非常に高い定番柄の1つです。
コーディネートのしやすさや意外性を狙うならペイズリー小紋ですが、
やはりペイズリーらしさを存分に楽しめる大柄がオススメです。
まずはペイズリーの模様を美しく浮き上がらせる、ジャカード織りのネクタイを探してみてくださいね。
ネクタイの定番柄シリーズ3回目はドット柄です。ぜひご笑覧くださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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