
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- ネクタイのストライプ柄について知りたい
- どうして右上がりのストライプが多いの?
- ストライプ柄のネクタイを合わせるとどんな印象に見える?
という疑問をスッキリさせられる記事になっています。
ネクタイの定番柄シリーズは全5回(※前回はドット柄)
4回目はストライプ柄の解説です。
この記事を読むとストライプ柄の良さやどんな印象に見えるか理解できますよ^^
ストライプ柄のネクタイについて
ストライプ柄とは「縞模様のことで、ネクタイでは主に斜め縞が多い」です。
直線主体のわかりやすい柄で、遠くから見ても柄を認識しやすいところが特長です。
柄の向きが右上がりだと英国式、左上がりだとアメリカ式とされています。
どうして右上がりが多い?

ネクタイの生地は「斜め45度の角度で裁断する為、柄の向きが斜め」になります(※裁断が違う場合も稀にあり)
ねじって締める性質上、生地に弾力性と強さが必要になるからです。
斜めに裁断された生地はねじった時に力が均一に働き、ネクタイが真っ直ぐ垂れ下がりやすくなります。
さらに生地が破れにくい&結び目が緩みにくくなり、使いやすくなったんですね。
右上がりが多いのは諸説あるようですが、個人的な見解を申し上げると・・・

ジャケットの上前と下前に合わせているのでは?
男性のジャケットの上前は左胸側。つまり左胸側が上にくるワケです。
斜め縞もこれに合わせる形にした結果、右上がりになったのではないでしょうか。
右上がり=レジメンタルとは限りません
レジメンタルストライプは英国の連隊(Regiment:レジメント)の軍旗から生まれました。
所属の部隊を表すため、ひと目でわかる特定の配色・構成になっています。
「配色等は国家に厳格に登録されている為」右上がりだからレジメンタル・・・というワケではありません。
縞模様は安易にレジメンタルと呼ばず、「ストライプ」と呼ぶのが無難ですよ。

↑Lothians and Border Horse Yeomanry(ヨーマンリーのロージアン&ボーダーホース)という連隊の柄です。
ヨーロッパでは自分の所属を表すものと認識されていますので、海外の人とお会いする時は要注意。
「所属が関係ないのにどうして身に着けてる?」と疑念を与えてしまいます^^;
僕らが日本の伝統・文化を大切にするように、ヨーロッパ人もヨーロッパの伝統・文化を大切にしてほしいと思っています。
ジャケパンなどのスポーティーな装いを楽しみたい時に着用しましょう。
ストライプ柄ネクタイを合わせた時の印象
ストライプ柄ネクタイを合わせた時の事例や、どんな場面に使えるのかを紹介します。
他の柄と比べると主張が強いので、色数が少ないものや強い色の面積が小さいものを選ぶと合わせやすいですよ。
①濃色地に色ストライプは若々しい印象

色のストライプが目を惹き、活動的で若々しい印象に見せてくれます。
写真のネクタイは控えめですが、これでも十分に存在感があります。
爽やかな印象を与えられるので、新社会人や営業マンは持っておきたいですね。
②暖色系ストライプは存在感がある印象

暖色系ストライプは色のメリハリが強く、存在感がある印象に見せてくれます。
赤はエネルギッシュで熱意を感じさせる色ですので、プレゼンやセミナー登壇される時に使えますよ。
スーツに合わせるとネクタイだけ浮いてしまう恐れがある為、ブレザーやジャケパンスタイルに合わせましょう。
③ストライプ柄ボウタイは個性的な印象

ストライプ柄のボウタイ(蝶ネクタイ)は、個性的な印象に見せたい人にオススメ。
ブレザーやギンガムチェックシャツと合わせれば、遊び心のあるスタイルを楽しめますよ。
ベージュチノとローファーでアメトラっぽく装うのが粋ですね。
ボウタイはなるべく手結び式を選ぶようにしましょう。
あらかじめ結ばれているタイプもありますが、本来は自分で手結びして着用するのが紳士の嗜みです(`・ω・´)b
ストライプ柄の良さを上手に使い分けよう
着用者を爽やかで若々しい印象に見せてくれるストライプ柄。
他の柄より主張が強いので、その良さを活かせるスーツ・シャツを合わせましょう。
スポーティーなブレザーとの相性も良いので、ビジネスカジュアルの装いにもぜひお試しください。
ネクタイの定番柄シリーズ最終回は無地です。ぜひご笑覧くださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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