
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- 無地ネクタイを選ぶ時のポイントは?
- 同じ無地でも見た目を大きく変える要素って?
- 無地ネクタイを合わせるとどんな印象に見える?
という疑問をスッキリさせられる記事になっています。
ネクタイの定番柄シリーズは全5回(※前回はストライプ柄)
5回目は無地の解説です。
この記事を読むと無地ネクタイを選ぶ時のポイントや、どんな印象に見えるか理解できますよ^^
無地ネクタイについて
無地(ソリッド)も柄の1つと考えると、小紋柄などと並ぶ定番柄と言えます。
全体が同じ色で模様がない為、あらゆる柄のスーツ・シャツに合うのが強みです。
落ち着いた濃色無地はフォーマル性が高く、ドレッシーな印象に見せてくれます。
特にネイビー無地はビジネス・フォーマルシーン共に使えるので、上質なものを最低1本は持っておくと良いでしょう。
明るい色はカジュアルな趣きが強い為、主にビジネスカジュアルやパーティー用となります。
重要:なるべく上質な素材を選ぶ

無地ネクタイは柄に視線が向かない為、生地の良し悪しがダイレクトに表れます。
素材の質が良くないと発色が濁って見えたり、不自然な光沢で安っぽい印象になってしまいます。
着用者の顔色を悪く見せたり、ネクタイだけが目立つのは悪いコーディネートです。
スーツスタイルは靴とネクタイで引き締まる為、無地ネクタイは可能な限り上質な素材のものを選ぶようにしましょう。
価格の目安は15,000円以上。
ビジネススーツやフォーマルウェアに最も合う「シルク素材」がオススメです。
無地ネクタイ選びのポイント
無地ネクタイは他の柄と比べると、「素材や織りの表情」によって見た目の雰囲気が変わりやすいです。
これはスーツ・シャツとコーディネートする上で、非常に重要な視点です。
無地ネクタイを選ぶ時は色の濃淡以外に、素材や織りの表情を注意深く見ましょう。
①素材を見よう
ネクタイの素材によって発色の良さやツヤ感、季節感等が変わってきます。
「この素材に合うスーツは何だろう?」という視点を持つと、コーディネートの幅が広がりますよ。
1.シルク
最も上品な印象を与えやすい素材です。
- 滑らかな生地感でノットを結びやすい
- 優雅な光沢を放つ為、濃色無地を上品に見せる
- ツヤ感のあるウールやモヘアに合う
- オールシーズン使える
2.ウール・カシミヤ
ふっくらとした生地感で温もりを感じさせる素材です。
- ほんのりとしたツヤ感が控えめで上品
- 発色や生地の表情が柔らかく見える
- 主に秋冬向けでフランネルやツイード生地に合う
3.リネン・コットン
清涼感があって軽快な印象を与えやすい素材です。
- 鮮やかな色合いを楽しめる
- 粗野な表情でカジュアル感が強い
- 主に春夏向けでフレスコやシアサッカー生地に合う
②織りの表情を見よう
生地は織り方によってそれぞれ違った表情を見せてくれます。
次から挙げる事例はすべてシルク素材ですが、織りによって見た目や性格が異なる点に注目してください。
1.ツイル

生地の表面に綾目(斜めに走る筋)が見られる。
- オーソドックスな織りで上品な印象
- 滑らかな手触りとツヤ感が出る
- ビジネス、フォーマルどちらにも使える
2.ホップサック

凸凹した表情をしている。ふっくらとした生地感。
- 着用者を柔らかい印象に見せてくれる
- ツヤ感が控えめでマットな表情
- 平織り生地のスーツやオックスフォードシャツに合う
3.サテン

織りの表情がほとんど見えず、非常に光沢が強い。
- ドレッシーな印象が強い
- フォーマル用に使われる事が多い
- 繊細な生地感の為、何かに引っ掛けてしまうと糸が飛びやすい^^;
4.ニット(編み地)

織り地ではなく編み地。ざっくりとした編み目が見られる。
- 着用者を柔らかい印象に見せてくれる
- カジュアルなコーディネートと相性が良い
- フォーマルシーンには使えない
・・・以上、同じ無地でも「素材や織りの表情」によって見た目の雰囲気が大きく変わります。
最初の1本は「シルク素材・ツイル」がオススメです。
ネイビー無地があらゆるコーディネート、場面に使えて万能ですよ。
無地ネクタイを合わせた時の印象
無地ネクタイを合わせた時の事例や、どんな印象に見えるのかを紹介します。
コーディネートの参考にご覧いただけますと幸いです。
①ネイビー無地は上品で安心感がある印象

Vゾーンを引き締めてくれるネイビーは、上品で安心感を感じさせてくれます。
お顔映りも明るく見えて清潔感もアップしますよ。
さらに黒の革靴を履くと、ネクタイと靴のスタイル引き締め効果が高まります。
ストライプスーツと合わせて洗練された印象にスタイルアップしましょう。
②ブラウン無地は温厚な印象

ネイビーの次に持っておきたい色がブラウン。
ネイビーほどカタく見えず、温厚な人柄を感じさせる色合いです。
水色無地や白×水色ストライプシャツが合わせやすいですよ。
秋冬は温もりを感じさせるピンク無地、白×赤ストライプシャツもオススメです。
③類似色を意識すると落ち着いた印象

ネイビー、ブラウン、グレー以外の無地ネクタイは配色がポイントです。
落ち着いた印象に見せやすいのは「類似色」
この配色はお互いの色を違和感なくまとめる効果があります。
(厳密には若干異なりますが)グリーン系の類似色は水色ですので、水色シャツを合わせるとVゾーンのまとまりが良くなりますよ。
④ニットタイは軽快感がある印象

無地ニットタイはジャケパンやクールビズに使えます。
編み地ならではの柔らかい印象と軽快感を感じさせてくれますよ!
写真はブレザーにタータンのボタンダウンシャツで、アイビースタイルに。
カジュアルで親しみやすい雰囲気は交流の場にオススメです。
素材と織りの表情をよく見て選ぼう
全体が同じ色で模様がない無地ネクタイは、あらゆる柄のスーツ・シャツに合わせやすいのが強みです。
特にネイビー無地はビジネス・フォーマルシーン共に使えるので、上質なものを最低1本は持っておきたいですね。
無地ネクタイを選ぶ時は色の濃淡以外に、素材や織りの表情を注意深く見る事がポイント。
発色の良さやツヤ感、季節感等を変える事ができるので、コーディネートの幅が広がります!
今回の記事があなたのスタイル作りのお役に立つと幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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