
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。
いつもブログを見てくださりありがとうございます!
普段の記事には書かない独自の視点や、個人的に良かった体験談等をシェアする「FITTER EYES:服バカの遺言」チャプター4です。
前回の男は清潔感がある顔であれ。スキンケアを習慣付けようの遺言が、思いのほか好評でした。
読んでくださった人、記事がご縁で繋がりを持てた人に感謝しています。
改めてありがとうございます!
今回のFITTER EYES:服バカの遺言は「ロロ・ピアーナのネクタイ」
ロロ・ピアーナはイタリアを代表するテキスタイル(生地)メーカーであり、また高級なカシミヤやヴィキューナ等の製品を扱うラグジュアリーブランド。
もし「クラシックなスーツに合うネクタイはどこで買えばいい?」と聞かれたら、
1つの候補としてロロ・ピアーナはオススメしたいブランドです。
この記事でオススメの理由や良さを紹介していますので、ぜひご笑覧くださいね^^
クラシックなスーツスタイルに合うネクタイ
まずどういったネクタイがクラシックなスーツスタイルに合うのか?を整理しておきます。
- 上質なシルク素材(上品な光沢)
- 大剣幅が9~10cm
- ノット・ディンプルが美しい
- 結んだ際、立体感が感じられる
- 首周りから大剣にかけて自然と広がる
他にも作りの部分でいくつかポイントがありますが、最終的に「結んだ際の見た目に表れる」ので省略します。
ちなみにクラシックなスーツはどういったものか?と思われた人は、スーツの第一印象を決めるゴージラインとラペル幅をご確認くださいね。
もちろんそれが全てではないのですが、大剣幅9~10cmが合う理由はご理解いただけるハズです。
オススメはロロ・ピアーナ
ロロ・ピアーナをオススメするのは、先ほどの1~5のポイントをバランスよく押さえているからです。
スーツスタイルは靴とネクタイで引き締まるので、良質なネクタイを最低1~2本は持っておきたいものです。
近年は大剣幅が細いナロータイの流通が多く、太くても大剣幅8cmくらい。
それだとクラシックなスーツには少し細いんですね・・・まあ今の時代には合っていると思いますが^^;
あ。これはどちらが良い悪いという話ではなく、「スタイル選び」の観点で申し上げています。
もしFORZA STYLEの☆場さんみたいにシャープなスタイルであれば、当然ナロータイのほうがバランスよくなります。
ロロ・ピアーナのネクタイ
それではロロ・ピアーナのネクタイがどんな感じか?紹介させていただきます。
尚、今回紹介するネクタイは2016年に購入したものですので、現行販売されているものと違う点もあるかと思います。
その点はあらかじめご了承ください(※補足に現在の販売状況を書きました)
良さ①エレガントな見た目

上質なシルクで作られた生地が、しっとりとした美しい光沢を放ってくれます。
その光沢は強すぎず弱すぎずのバランスで、胸元をドレッシーな印象に見せてくれますよ。
実はロロ・ピアーナのネクタイは、単体で見ると「ちょっと大人しいかな?」という印象を受けます。
ですが天然素材のコットンのシャツ、ウールのスーツと組み合わせると、とても上品な印象に見えるんですね。
スーツスタイルは細かいディティールの集合体。
極端に目立つアイテムを見せびらかすのではなく、スタイル全体の美しさを追究したい人に最適です。
「エレガントとは絵になること。絵になるとは自然の風景に馴染むこと。
目立つことは決してエレガントではない。周りの人に快適だと感じさせ、TPOを知り、馴染むことが大切だ」
ロロ・ピアーナ6代目の最高経営責任者、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさんのお言葉です。
良さ②大剣幅9~9.5cm
ロロ・ピアーナのネクタイは大剣幅が9~9.5cmで作られています。
これはクラシックなシングルスーツのラペル幅(9~10cm)とバランスよく合う幅なんです。
ノットも大きめになりやすいので、適度な重厚感が出るところも優位点ですね。

こちらは大剣幅9cm。
ロロ・ピアーナのネイビーは何段階か分かれていて、こちらは最も暗いネイビーより2段階くらい明るいネイビーです。
ほんのすこし深緑が混じったような、絶妙な発色に惹かれて購入しました。

こちらは大剣幅9.5cm。
ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさんの兄、セルジオ・ロロ・ピアーナさんが考案した名作「セルジオドット」です。
ドットの間隔が広く取られているのが特長で、僕は無地よりエレガントなネクタイだと思っています。

極端な話、ネクタイを1本しか持てないとなったら、迷わずセルジオドットタイを選びますね。
良さ③ディンプルが美しい

ロロ・ピアーナのネクタイは、ディンプルがキレイな形に仕上がりやすいです。
ネクタイの内側には芯地が入っていますが、この芯地が柔らかいのに適度な弾力を持っている感じです。
それでディンプルがふんわりと丸みを帯びた形になりやすいんですね。
またノットを解いた後、結び目の辺りにシワがほとんど残りません(※汗で湿ったり、キツく締めすぎると当然残ります)
もしシワが入ったとしても、ある程度戻る復元力を持っています。
これは優れたシルクを使っている証ですね。
ロロ・ピアーナの競合ブランドのネクタイと比べても、この特性に関してはロロ・ピアーナが一歩抜きん出ていると思います。
※ダンヒル、エルメネジルド・ゼニア、ブルネロクチネリ等。
補足:現在の販売状況について
2021年2月中旬頃、京都高島屋のロロ・ピアーナで伺った話です。
同店舗ではネクタイはニットタイしか置いておらず、一般的なシルクネクタイは路面店の取り扱いだそうです。
ただ以前と比べると種類は減っているそうで、今回紹介したソリッドタイやセルジオドットタイはオーダーになると思われます。
と言うのも最近のロロ・ピアーナのネクタイは大剣幅が細くなっているからです。
ちょっと前ですが、2019年にヒルトンプラザ大阪で見たネクタイは大剣幅7cmくらいでした^^;
オーダーは路面店で受付、関西だとヒルトンプラザ大阪です。
お値段はエントリーで3万円~、納期は2~3か月。
カシミヤ素材だと6万円以上です(※以前オーダーされたお客様に教えてもらいました。発色はズバ抜けてキレイでした!)
ちなみに海外の店舗はネクタイの取り扱いも充実しているそうです。
気軽に海外に行ける日が戻ってきたら、立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
※参考:ロロ・ピアーナショップ&ブティック | ストア検索 | ロロ・ピアーナ
直感でイイ!と感じたものは買っておくべし。
クラシックなスーツスタイルに合うロロ・ピアーナのネクタイ。
エレガントな見た目でVゾーンの印象を格段に良くしてくれる、至高の1本です。
現在は路面店でしか取り扱いがなかったり、大剣幅が細くなっていたりと変化もありますが・・・
使っている素材や仕立てが良質なところは今も変わりません。
もし手持ちのネクタイがボロボロになったら、僕はオーダーしてでも買い直したいと思っています。
直感でイイ!と感じた至高の1本なのだから。
まぁ単なる服バカですね(笑)
購入当時の僕にはかなり背伸びしたお買いものでしたが、今振り返ってもあの時の直感を信じて良かったと思います。
現に今でもスタイル作りのキーネクタイですからね。
以上、服バカの遺言でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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