
こんにちは!お洋服ブロガーのYuukiです。今回の記事は、
- チノパンもMTM(オーダー)で作れるの?
- ジャケパン用のチノパンはどう選ぶ?
- 好きなデザイン・シルエットが見つからない
といった疑問・お悩みを解決する為のヒントを書きました。
ジャケパンスタイルにチノパンを使いたい!と思っているけど、
「好きなデザイン・シルエットのチノパンが見つからない」と悩んでいませんか?
僕はウエストとヒップの差が既製品だと合わなかったり、大きなO脚なのでスリムチノに抵抗があります^^;
ワイドチノに挑戦したいけど全然気に入るモノが見つからない・・・
といった感じで、悩みや希望を挙げ出したらキリがありません(服バカ、笑)
そこで今回の記事では、好きなチノパンが見つからなくて悩んでいる人向けのヒントを書きました。
「見つからないならMTMで仕立ててみては?」というベタな内容なんですが、
シルエット選びがおもしろそうなので、その点もシェアできたらなと思っています。
MTMも選択肢の1つとしてアリかも?くらいのカジュアルな気持ちでご笑覧くださいね^^
ジャケパン用のチノパンは仕立てられます
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」的な発想ですけど、
ジャケパン用のチノパンはMTMで仕立てる事ができます。
- 好きな色・厚さの生地
- 好きなデザイン
- 好きなシルエット
- 見映えと着心地を良くするフィッティング
を組み合わせる事ができるので、希望通りのチノパンが手に入りますよ!
チノと言えば定番はベージュ。
どんな生地がチノパンに使えるのか?1つ事例をご紹介しますね。
チノパンに使える生地の事例

英国のカントリー服地商社「W.BILL(ダブリュー・ビル)」のコットン生地です。
W.BILLはドネガルやシェットランドといったツイード生地、アイリッシュリネン生地等を販売している商社です。
こちらの生地はCottonsのバンチに収録されています。
※参考:WBILL – COTTONS
特長①コットンドリル

ドリルというのは「丈夫な綾織りのコットン生地」です。
いわゆるチノクロスなんですが、英国ではドリルと呼ぶんですね。
ドリルはタテ糸の目を詰めて織られている為、地厚で耐久性が高いです。
元は英国産の麻織物ですが、19世紀に熱帯地方での軍服に採用。それと共にコットンで作られるようになった歴史があります。
そこで汚れが目立たないようにカーキ(ベージュ)に染められ、チノの基になったとされています。
目が詰まったコットンドリルは洗うほどに質感が良くなり、エイジングを楽しめる優位点を持っています。
ウールトラウザーズは長年の使用による傷みが気になりますが、
チノパンは仕立てた時の楽しみ、育てる楽しみ、自分のスタイルとして熟成させた楽しみ・・・
という風に、長く付き合える1本になってくれますよ^^

ちなみに手で軽く握ると自然なシワができる感じです。
細身のチノパンに仕立てる際は、太ももの付け根やヒザ裏のシワを考慮して、股下を設定する事がポイントになるでしょう。
特長②重量380g

打ち込みがしっかりとしたコットンドリルで、真夏と真冬以外で使える生地感です。
穿ける季節をなるべく選ばないチノパンが欲しい人に、打ってつけの重量と言えるでしょう。
適度に厚みがある為、アイロンでピシッとしたクリースを付けやすいです。
特長③微弱なツヤ感

生地が真っ直ぐ伸びている状態で、微弱なツヤ感が見られる生地感です。
ポリエステルのようなテカテカとした質感ではなく、天然コットンのナチュラルな風合いを楽しんでもらえますよ。
カジュアルな生地のジャケット、シャツ、ニットタイ、スエードローファー、ウールコート等と合わせやすいです。
チノパンのシルエット。悩ましい2択
チノパンはシルエットを幅広く選ぶ事ができます。
脚に合わせた自然なシルエットも良いのですが、無骨で男らしいワイドチノもおもしろいですよ!
それぞれイメージ画像と共にコメントしていきますね。
①王道のスリムテーパード

出典:楽天市場
こちらはイタリアのパンツ専業ブランド ROTA(ロータ)のドレスチノ。
ROTAは有名ブランドのパンツ製造を請け負うほどの工場で、パンツ1本3.8~6.4万円ほどの価格です。
一定のテーラーよりも高価なだけあって、憧れにされている人も多いのではないでしょうか?
脚に合わせた自然なスリムテーパードは、クラシック(普遍的)でジャケパンにも使いやすい。
唯一のデメリットは「体型維持しないとキレイに穿けない」点ですが、だからこそ体型維持する為に仕立てるのも1つの手です。
- 使えるスタイル例:ビジネスカジュアル、カジュアル、アイビースタイル、カントリースタイル
②唯一無二のワイドチノもおもしろい

出典:ビームス 新丸の内(400986) スタイリング・コーディネイト
こちらはBEAMS PLUSの20周年を記念して、ポロラルフローレンとダブルアールエルとの別注で製作されたチノ(※37,400円)
ラルフローレンの数あるアーカイブの中から着想を得て製作されたもので、
映画「アニー・ホール」でウディ・アレンさんが着用したチノパンを再現&アップデートしたチノパンです。
(※軍モノ生地をスーツ工場で縫製 → ドレス仕立てのチノパンを作るバーンストーマーも別注を製作したモデル)
深い股上&下半身を隠しながら靴まで伸びるワイドシルエットは、無骨な雰囲気ですね。
スリムチノはビジネス兼用、ワイドチノは完全にカジュアルに振り切るのもアリ。
春夏はリネンのブレザー。秋冬はツイードジャケットと合わせて男クサく装うのが良いでしょう。
ちなみにBEAMS PLUSの別注チノは「8.1オンスの右綾のツイル生地」を採用しているようです。
もっと重くて靴までズドーン!と落ちる、ヘビーオンスの生地もおもしろいと思います。
- 使えるスタイル例:カジュアル、カントリースタイル、英国オールドスクール(例:オックスフォードバッグス)
好きなチノパンが見つからない時は仕立ててみては?
MTMなら自分好みのデザイン・シルエットのチノパンを仕立てる事ができます。
ROTAやラルフローレン、バーンストーマーといった有名ブランドを参考にするも良し。
ジャケットも一緒に仕立てて、カジュアルセットアップにするも良し。楽しみ方は自由です。
「もう探すの疲れてきたなぁ」という人は、MTMでチノパンを仕立ててみるのもおもしろいですよ!
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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