シルクシャンタンのネクタイで独特な風合いを楽しもう

STYLE MAKING

こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、

  • 珍しい生地のネクタイを探している
  • シルクシャンタンってどんな生地?
  • シルクシャンタンのネクタイはどんな印象に見えるの?

といったご要望・疑問にお答えする内容となっています。

 

「シルクシャンタン」は独特な風合いを持っている生地です。

主に女性用のお洋服やドレスに使われる事が多く、紳士服では近年あまりお目にかかれません。

ですのでシルクシャンタンのネクタイも割と珍しいお品と言えるでしょう。

 

そこで今回の記事では、シルクシャンタンのネクタイについて解説します。

春夏向けのネクタイとして販売される事もあるので、

夏もネクタイを締める人は、選択肢の1つとして知っておいてくださいね^^

 

 

シルクシャンタンのネクタイ

シャンタンというのは「平織りのシルク生地」です。

タテ糸は普通のシルク糸、ヨコ糸には「玉糸という太くてブツブツとした糸」を使っています。

 

主な特長は次の3つです。

  1. 玉糸による独特な風合い
  2. マットな表情
  3. 使い込んでも野暮に見えない

それでは1つずつ解説していきますね。

 

特長①玉糸による独特な風合い

シルク糸はカイコが生成するまゆから作られています。

繭は1匹のカイコが作るのですが、稀に2匹のカイコが共同で作る繭があります。

これを玉繭たままゆと言います。

 

玉繭は2本(2匹)の繊維から生成される為、繊維がまばらに絡まってしまう・・・

その結果、太さが不揃いで、ブツブツとした塊が多い糸になるんですね。

 

1.糸の太さが不揃い

表面のいたるところに糸のスジが見られる素朴な見た目。

リネンと似たような表情で、春夏コーデのネクタイに適しています。

ツヤ感控えめでコットンスーツにも相性良し。

 

2.ネップ(糸の塊)が見られる

ブツブツとしたネップがたくさんあって、粗っぽい雰囲気を醸し出しています。

リネンやホップサック、サマーツイードといった粗い生地感のジャケットにもマッチしますよ。

 

あ。新品だと糸くずが出やすいところが、たまにキズかも^^;

玉糸は昔はB級品という扱いだったそうです。独特な風合いを味と捉えるか、出来損ないと捉えるか。

人によって価値が変わるおもしろい素材です(服バカ、笑)

 

特長②マットな表情

シルクでは珍しいマットな表情をしています(※ドレス用シャンタンはツヤ感が強い)

平織りのサマーウールスーツや、ウールリネンのジャケット、オックスフォードシャツ等に合わせやすいです。

 

特長③使い込んでも野暮に見えない

ヴィンテージのような風合いをしている為、使い込んでも野暮に見えません。

型崩れしたり結びシワができたとしても、それはそれで味となるでしょう。

クタクタになったリネンジャケットに合わせて、ヴィンテージ調の装いを楽しむのもアイディアです。

 

シルクシャンタンのネクタイの印象

スーツに合わせた時の印象について触れておきますね。

独特な風合いを持っていますが、ビジネススタイルにも問題なく使える印象ですよ。

 

通常のシルクタイとの比較

斜め45度の綾目が見られるネクタイとの比較です。

表面がキレイに整っているか?玉糸でランダムな表情になっているか?

両者を見比べると、ずいぶんと印象が違う事がわかります。

 

①通常のシルクタイの印象

生地表面に美しいツヤ感があり、上品な印象に見えます。

糸の太さが均一で滑らかな生地感ですので、スーツとのまとまりも良し。

清潔感が感じられるVゾーンになっています。

 

②シルクシャンタンの印象

ツヤ感控えめで落ち着いた印象に見えます。

遠目からでもムラがある表情を感じられ、通常のシルクタイにはない風合いを楽しめますよ。

どことなくドライな質感はツイードにもマッチしそうですね。

 

ちなみに生地が滑りにくい為、ネクタイのノットを結びにくいのですが・・・

これは見方を変えると「結んだノットが緩みにくい」という良さでもあります。

ノットが緩んでしまうのが気になる人は、シルクシャンタンのネクタイを使ってみましょう。

 

シルクシャンタンの独特な風合いを楽しもう

シャンタンは「平織りのシルク生地」

タテ糸は普通のシルク糸、ヨコ糸は「玉糸という太くてブツブツとした糸」を使っています。

これにより通常のシルクタイにはない独特な風合いを楽しめますよ。

リネンやホップサック、サマーツイードといった粗い生地感のジャケットを着る人は持っておくと良いでしょう。

 

今回の記事があなたのスタイル作りのお役に立つと嬉しいです。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます^^

 

 

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