
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- スーツの形をキレイに見せたい
- 近々オーダーするから情報収集
- 数万円の予算でも立ち姿はキレイに見える?
といったご要望・疑問にお答えする内容となっています。
お手頃な既製品であれ、ブランドのスーツであれ、
着た時に形がキレイに見えるスーツを選びたいですよね。
例えば肩線がキレイに傾斜していて、いびつなシワがほとんど入らないスーツ。
ある程度スーツを着慣れてきた人なら、一度は考えた事があるのではないでしょうか?
そこで今回はスーツの形がキレイに見える3つのポイントを紹介します。
テーラーで仕立てる時にフィッターが見てくれるポイントですが、ご自分で知っておいて損はありません。
お手持ちのスーツのセルフチェックにも使えるので、ぜひご笑覧くださいね^^
スーツの形がキレイに見えるポイント
形がキレイに見えるスーツは次の点をおさえています。
- 肩線がキレイに傾斜している
- 身頃にいびつなシワが入らない
- 襟が浮いたり曲がったりしない
- ジャケット裾が大きく開かない
写真で見ると次のようなイメージです。

骨格に合わせた体型補正、前後の長さと左右の幅のバランスが適正に取れていれば、
フルオーダーじゃなくても”ある程度形がキレイに見えるスーツ”を手に入れる事ができます。
仮にフルオーダーのキレイさを100%とすると、写真のようなMTM(パターンオーダー)でも70~90%くらいまで追求できるでしょう。

既製品ではよほど均整のとれた体型じゃない限り、何かしらの不具合が出てきます。
写真は某カジュアル店のジャケットですが、肩周りに明らかな不具合が^^;
奇跡的に身体にフィットするモノが見つかれば話は別ですが、仕立てるよりも手間がかかります。
なぜなら左右均等な体型の人はほぼ皆無だからです。
したがって形がキレイに見えるスーツを着たいのなら、仕立てるのが現実的な選択肢と言えるでしょう。
・・・前置きが長くなってすいません。
今回紹介するスーツの形がキレイに見えるポイントは次の3つです。
- 仕立て映えする生地を選ぶ
- ジャケットが肩にフィットする
- 細くし過ぎない
それでは1つずつ見ていきましょう。
①仕立て映えする生地を選ぶ

仕立て映えは「スーツの見映えが良い時に使う表現」です。
テーラーで作ったスーツは仕立て映えして高級感がある、みたいな感じで。
まあインスタ映えのニュアンスで捉えれてもらえればOKかと^^
仕立て映えする生地というのは「仕立てやすい生地」
つまりスーツを作る職人さんが扱いやすい生地ということ。
裁断する時。アイロンでクセ付けする時。襟や袖などを縫い合わせる時に、縮んだり変形したりしにくい生地。
そうした生地は仕立てやすいので、出来上がるスーツの形がキレイになりやすい。仕立て映えするワケです。
では、どんな生地が仕立てやすいのか?
素材で言うとウール(羊の毛)です。
糸の打ち込みがしっかりした、重量がある生地が仕立てやすいです。
ストレッチやイージーケアの生地は仕立てにくいので、仕立て映えの追求には不向きでしょう。

既製品でよく見るSuper表記ウールは、ツヤがキレイで滑らかな肌触り。
但し生地のハリが弱い為、仕立て映えさせるにはある程度高度な仕立てが必要です。
これは最高峰と言われるスーツの1つ、エルメネジルド・ゼニアが良い例でしょう。
(※プレタポルテ(既製品)のスーツは約32万円~。それだけ多くの手数をかけて1着を製作しているワケです)

この生地は1mあたりの重量360g。
糸がたくさん織り込まれている為、生地のハリが強いです。数万円のMTMでも仕立て映えします。
痩せていて貧相に見えるのは困る・・・という人にオススメです。

あ。生地のハリというのは弾力性のことです。
生地にハリがあると表面がピーンとしていますし、シワが残りにくい。
これはお肌のハリと同じイメージでOKかと。
折れ曲がっても元通りピーンとする生地はハリがある。そういう生地は仕立て映えします。
②ジャケットが肩にフィットする
「スーツは肩で着る」と言われる通り、肩のフィット感はとても重要です。
ジャケットが「首の付け根から肩先までの面全体」にキレイに乗れば、スーツの形はキレイに見えやすいです。

僕らは利き手の関係やスポーツ経験などによって、カラダのサイズが左右微妙に違います。
例えば利き手のほうが肩位置が高かったり、肩甲骨周りの肉付きが良かったり。
野球でサウスポーだったから、背中左側の寸法や袖丈が1~2cm長かったり。
こういった違いは誰にでもあります。だから既製品でキレイに見えるスーツを見つけづらいんですね。

テーラーで仕立てる場合は、左右の違いに合わせた補正を入れてもらえます。
その効果でスーツの形がキレイに見えやすいですよ。
③細くし過ぎない

スーツの形をキレイに見せるには、ある程度のゆとりが必要です。
細くし過ぎるとスーツの形が崩れやすい。すぐシワくちゃになってしまいます。

トラウザーズもフロントに「ノの字」のようなシワが入ったり、
ポケット・プリーツが開いてみっともない見映えになってしまいます。
縫い目にも大きな負担がかかるので、内股が裂ける原因にもなりますね^^;
重要:スーツ以前の前提条件

紹介したポイントをすべて満たしていても、
姿勢が悪かったらスーツの形はキレイに見えません。
PC作業やテレワークで猫背になっていないか?反り腰やお腹ポッコリになっていないか?
常日頃からキレイな姿勢を保つよう意識しておきましょう。

痩せている人は上半身のボリュームアップに取り組みましょう。
ダンベルで上腕三頭筋や肩周りを鍛えてみては?
立ち姿がキレイに見えるとエレガント
今回紹介したスーツの形がキレイに見えるポイントは次の3つです。
- 仕立て映えする生地を選ぶ
- ジャケットが肩にフィットする
- 細くし過ぎない
特別な事はなにもありません。少しの意識で改善できる事ばかりです。
ここまで読んでくださったのなら、お手持ちのスーツは問題ないか?ぜひセルフチェックしてみましょう。
ちょっと改善したいなって箇所が見つかった人はラッキーです!
今よりもっと立ち姿がキレイに見えるスーツを手に入れる。そんなキッカケにしてもらえると嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
コメント