
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。
いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
今回はオーダーで着丈が短いシャツを作りたいとお考えの人に、事前に知ってほしい弊害を紹介しています。
これは「お店で採寸してもらっても起こりうる弊害」です。
実際に採寸してもらったオーダーシャツを事例に、どんな弊害が起きるのか?を書いたので、ぜひご笑覧くださいね^^
オーダーシャツ 短い着丈の弊害
今回事例で紹介するシャツは以前知り合いのお店で仕立てたモノです。
カジュアル用として、ドレスシャツより着丈を短めにしてもらったのですが・・・

出来上がってから思わぬ弊害を目の当たりにしました(汗)
着丈を短くし過ぎると・・・

パッと見て、一般的なカジュアルシャツとの違いがわかるでしょうか?
あるモノが不足していますよね?

答えは「ボタン」です。
着丈を短くし過ぎると、通常よりボタンが少なくなってしまうんです。
採寸時は短くしたらボタンが減るなんて考えてもいなかったので、出来上がってから初めて気付いたというΣ(^∀^;)
なんてこったパンナコッタ(言いたいだけ、笑)
皆さんはこんな目に遭わないよう、着丈を短くする時はボタン数が変わらないか?
フィッターに確認されることをオススメします。

男性用シャツのボタンは7個がスタンダード。
試しに手持ちのシャツを見てほしいんですけど、ボタンが7個ついているハズです。
(※意図的に6個デザインといった例外も稀にあります)
インナーが見える恐れ

ボタンが少ないと「インナーが見える恐れ」があります。
風で裾がヒラヒラなびくと、内側が露わになってしまうという^^;
写真左、第6ボタンのすぐ下をご覧ください。
この付近がオープンになってしまうんですね(※対策は後半に書きました)
秋冬はシャツの上にニットを着たりするので大丈夫ですけど、春夏は隠しようがないかと。
裾をタックアウトして着るために着丈を短くしたのに、そのせいで困り事が増えてしまうというジレンマ。
ベーシックなサイズ設計がいかに大切か?ということです。

ちなみにショート丈のアウターと合わせた時はこんな感じ。
オーダーシャツはTシャツとほとんど変わらないくらいの着丈。
全身ミニマムなスタイルにはハマってくれますが、それ以外に合わせるのは難しいでしょうね(汗)
・・・以上、短い着丈の弊害でした。
オーダーで短い着丈のシャツを作る時は、
- ボタン数が変わらないか?(通常7個)
- 裾をタックアウトした時、インナーが見える恐れがないか?
この2点を事前にチェックするようにしましょう。
出来上がったオーダーシャツを長くする事はできませんよ?
シャツの着丈が短い時の対策
短い着丈の弊害はわかったけど、
「時すでに遅し。ボタン6個で、インナーも見えそうなんだけど」
という時の対策です。
スナップボタンを付けよう

スナップボタンは「指でパチンと留めるタイプのボタン」
100均の手芸用品コーナーに置いてあります。
ボタンホールを開ける必要がないボタンなので、自力で付けられますよ。

コレを第7ボタンがくるであろう位置に縫い付ければOK。
ご参考にボタンとボタンの間隔は8~9cmが一般的です。

僕が縫い付けた位置はちょうど生地が2重になっていて、縫い糸がオモテ側に出てきません。
アイロン当てたり、何度もパチンと留めたせいでアタリが若干出ていますけど。

パッと見は問題ないでしょう。
これで裾がヒラヒラなびいて、インナーが見える心配はありませんよ^^
補足:前着丈と後ろ着丈

シャツの着丈は、前着丈と後ろ着丈に分かれています。
基本は「着丈=後ろ着丈」の認識でOK。
注意点は裾の形状によって「後ろ着丈-3~5cm=前着丈」となる点。
僕が仕立てたシャツがボタン6個になった原因はコレです。
ちなみに知り合いのお店に確認したところ、後ろ着丈72cm以上でボタン7個になるとの事でした。
オーダーでシャツを作る時は着丈に注意
オーダーで短い着丈のシャツを作る時は、
- ボタン数が変わらないか?(通常7個)
- 裾をタックアウトした時、インナーが見える恐れがないか?
- 後ろ着丈に対して前着丈は何cm短くなるか?
これらのポイントを事前にチェックするようにしましょう。
今回の記事が思わぬ弊害を回避するヒントになると幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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