
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- シャツの着丈・袖丈が長い
- シャツの長さって調整できるの?
- ラルフローレン等、海外製のシャツが長くて困っている
というお悩みに対するヒントを書きました。
最近ボタンダウンのシャツを集めていて、中でもアメリカのラルフローレンを買い漁っています。
春夏はカレッジTシャツやフットボールTシャツに合わせるアウターとして。
秋冬はブレザーに合わせてブリティッシュアメリカン、シャギードッグニットに合わせて冬のアイビーに使いたいなと。
ところが海外製のシャツは、僕たちには「丈が長くて野暮ったい」という問題が出やすいんですよね。
これには「どなたでも着られるように」という意図があって、特に袖丈は長めに作られている傾向があります。
だから海外製のシャツをきちんと着るには「着丈・袖丈詰めは必要」という認識を持つほうがいいでしょう。
そこで今回は僕が購入したシャツをもとに、着丈・袖丈詰めの事例を紹介します。
丈が長いからタックインにしか使えなかったというシャツを、タックアウトでも使えるようにするお直しです。
お直しはお洋服選びの幅を広げてくれるので、今まで考えた事がなかった人はぜひご笑覧いただけると幸いです^^
シャツの着丈・袖丈詰め

念のための確認ですが「丈はタテの長さ」です。
着丈、袖丈、総丈というふうに使ったり、アウターだとショート丈、ロング丈と表現したりもします。
肩幅、身幅などの「幅はヨコの長さ」を表しています。
事例:ラルフローレンは丈が長い

オックスフォードBDシャツ。サイズ表記は「XS 165/88A」
身長165cm/胸囲88cmの人向けのサイズですが、身長173cmの僕でも丈は長く感じます^^;
ドレスシャツとして使うなら着丈はこのままでもOKですが、カジュアルで着るには調整が必要でしょう。
※僕は「やや緩め・やや長め」を好んで選びます。骨格診断だとナチュラルに該当。

米軍ユーティリティーシャツ(OG107)に合わせた状態。
明らかに袖丈は長い。手首につける腕時計もバングルも隠れてしまいます(汗)

後ろ着丈は完全にドレスシャツの長さ。
ちょっ待てよ!(言いたいだけ、笑)
ホントに身長165cm向けなんですかねΣ(^∀^;)?
これだと裾をボトムスの中にタックインするしか使い道がありません。

OG107に合わせても裾がこんにちは!(苦笑)
OG107はジャケットと同じミディアム丈なので、裾が見えないほうがスマートな印象でしょう。
そこで着丈は次の2点を実現できる調整を行います。
- ミディアム丈アウターに合わせた時、前着丈は気持ち短め。後ろ着丈は見せない
- BDシャツをアウターとして着た時、後ろ着丈を短い印象に見せない
袖丈は手持ちのシャツと同じ長さに揃えます。
具体的にどれくらいの長さに仕上げるか?次の段落でイメージを紹介しますね。
お直し後のイメージ
自分でお直しする場合も、お店でお直ししてもらう場合でも、
事前に着用イメージを撮影してチェックされる事をオススメします。
特に着丈は全身とのバランスが大事ですから、第三者目線の客観視は欠かせませんよ。

ピンを打ってお直し後のイメージを作りました。
前着丈は手持ちのカジュアルシャツを参考に調整しています。
タックアウトで着ても野暮ったい印象を感じない長さだと思います。

OG107に合わせると気持ち短め。
こういった着丈差があると、立体感が出てスッキリ見えますね。
ちなみにライダースやMA-1のようなショート丈アウター、クルーネックニットのインナーに合わせた場合は、BDシャツの裾が外に出てきます。

後ろ着丈はやや長めに残します。
Tシャツの上にアウターとして羽織った時に、短い印象に見せない狙いです。

洗濯で縮むリスクも考慮しています。
あとで長くすることはできませんしね(汗)

OG107に合わせても裾が見えません。
これでアウターとして着る時もインナーに合わせる時も、着丈のバランスがキレイに見えるでしょう。
こんな感じでどのお洋服に合わせるのか?を考えながら調整されると良いですよ。
自分で詰め作業をやってみました

という事で、今回は自分で着丈・袖丈詰めにチャレンジしました。
着丈詰めは3時間くらいでできました。

袖丈詰めは袖口で実行。
カフス、剣ボロ、袖プリーツといろいろパーツがありますが、
1つ1つ丁寧に外す/縫い付けていけば意外とできるモンですよ(`・ω・´)b

ご参考に片方仕上げるのに最初は5時間、次は3時間でできました。
2時間の差は「しつけ糸で仮縫いしてから or 待ち針で仮留めしてから」ミシンで縫うの差です。
都度しつけ糸で仮縫いするほうが安心ですけど、時間が莫大にかかる点がネック(汗)
↓お直し屋さんの工賃の目安。シルクやコーデュロイ生地などは少し高くなります。
- 着丈詰め 2,750円~
- 袖丈詰め(両袖・剣ボロ移動込み) 4,400円~
納期はだいたい4~10日です。
仕上がりは後編で
着丈・袖丈が長いシャツは、お直しで自分サイズに調整される事をオススメします。
着丈はどのお洋服に合わせるのか?を考えながら、前後それぞれを調整すると良いでしょう。
合わせるお洋服によって「裾が外に出る/出ない」を見つけるのは、けっこうおもしろい発見でしたよ!
今回のお直しは1つのアイディアです。
あなたなりのスタイル作りに活かしてもらえると嬉しいです。
↓お直ししたシャツの仕上がりは次の記事で紹介しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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