
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- ダッフルコートをスーツに合わせるのはアリ?
- どんなスーツと相性が良いの?
- ギャップを身に纏うって、どゆこと?
といった疑問に対するヒントを書きました。
先に結論を書くと「スーツに合わせるのはアリ」
但しビジネス着用は、販売職などのカジュアルOKの職種が現実的でしょう。
もしくは会社の行き帰りだけ羽織るといった限定的な場面に。
ビジネスで着るコートを選ぶなら、まずはチェスターコートかステンカラーコートを候補にされるのが賢明です。
ダッフルコートは元々は「北欧の漁師の作業着」です。
厳しい寒さから身を守る肉厚なメルトン地。動きを制限しないシルエット。
手袋をしたまま留められるトグル、大きなポケットが付けられています。
学生さんイメージもあるかもですが、それはダッフルコートの実用性を考えれば自然なことでしょう。
制服の上に重ね着しても動きやすいし、発育してもサイズアウトしにくいですしね。
こうした実用性が評価され、英国海軍が北海警備用に採用した歴史もあります。
ダッフルコートは実用的なワークウェアでありミリタリーウェア。
実は”男らしいゴリゴリ(笑)”なアウターなんですね。
そこで今回はダッフルコートの良さの解説と、スーツに合わせるのはアリか?という疑問に対するアンサーを書きました。
「お洋服を知らない人ほど敬遠し、お洋服を知っている人ほど愛好する」
ダッフルコートに対して僕はそんなイメージを持っています。
それではご笑覧くださいね^^
ダッフルコートの魅力
冒頭に挙げた通り、ダッフルコートは高い実用性が魅力です。
そしてもう1つの魅力だと考えているのが「大きなギャップを持っているところ」
男らしいゴリゴリなアウターなのに、それに相反するギャップを持っています。
それではダッフルコートがどんなギャップを持っているのか?
AとBに分けて解説しますね。
A:ユーティリティーなのに

ユーティリティーは「役に立つ、実用性」という意味。
ミリタリーウェアやアウトドアウェアのように、優れた実用性と機能性を有することをユーティリティーと表現します。
ダッフルコートもユーティリティーなアウターの1つです。
- 高い防寒性、保温性
- 雨風避けのフード
- 重ね着しても羽織れるゆとり
- 手袋したまま留められるトグル
- 収納力もあるポケット
という具合に、実用性・機能性を考えた作りとなっています。

↑北欧の漁師さんが漁に出る北海のイメージ。
極寒の環境で長時間勤務しようと思ったら、ヤワなお洋服じゃムリですよ^^;
英国海軍に採用されたという歴史は、ハードな環境に耐えられるユーティリティーの証明と言えるでしょう。
B:親近感(可愛らしさ)がある
Aの解説の通り、男らしいゴリゴリなダッフルコートですが、
見た目は「可愛らしさがあって親近感がある」という良さを持っています。

- ふっくらとした生地感
- ラフなシルエット
- 子供っぽさも感じるフードとトグル
めちゃくちゃハードな環境で着用するコートなのに可愛いて!
こんなギャップを持ったお洋服あります?(笑)
なかなか無いんじゃないかと思います(他に挙げるとしたらカセンティーノ?)
この相反するギャップがダッフルコートの大きな魅力でしょう。
あくまでも僕個人の考えですが、ダッフルコートを敬遠される人はBしか知らないのかなって。
そりゃ可愛いだけだったら「自分には合わない」って思うかもですね(汗)
それはもったいないよ!と。
「ユーティリティーでゴリゴリなのに、親近感(可愛らしさ)がある」からイイんです。
コレ1着で外見的なギャップを身に纏えるワケだから。
良いギャップは相手に人間味を感じさせ、気持ちを惹き付ける魅力になりますよ^^
ダッフルコートをスーツに合わせるのはアリ?
僕はアリだと考えています。
カジュアル・スポーティーなコートという位置付けで、スーツスタイルにカジュアル感をもたせたい時に使えると考えています。
スーツにトレンチコートやピーコート、オイルドジャケット、キルティングジャケット、ダウンコートを羽織るのと同じ感覚。
ミリタリー由来だとか、ハードな環境で着る防寒アウターという点で共通していますしね。
スーツに合わせるのは、やや上級・・・
ダッフルコートに”カジュアル・学生っぽい”というイメージがあるからです。
(※ダウンコートを羽織ってるほうがカジュアルやろ、って僕は思いますけど^^;)
まぁでも百聞は一見に如かず。
大事なのは「あなた自身に似合うかどうか?」
この点を確認しても損はないでしょう。

都会的なスーツスタイルに柔和な印象が加わりますよ。
それかベージュ or ブラウンのフランネル、コーデュロイスーツなど。カントリーな趣きがあるスーツに合わせるといいでしょう。
特にコーデュロイスーツには、オイルドやキルティングジャケットといったスポーティーなアウターが馴染みます。
それをダッフルコートにアレンジする発想です。
あとスーツのインナーにタートルネックニットを着ている時。
これならダッフルコートを合わせてもいいでしょう。
こういったスタイリングの塩梅をわかっていないと難しいので、上級向けだと考えています。
ブレザーなどのジャケパンが相性良し

ジャケパンはスポーティーな着こなしなので、ダッフルコートを相性良く合わせてもらえます。
ビジネスカジュアル~カジュアルまで幅広く活用できるでしょう。
ブレザー+チノのアイビースタイル、ネイビージャケット+デニムなど、柔軟に合わせられますよ。
オマケ:英国感を楽しむなら

ダッフルコートを作っているメーカーはたくさんありますが、英国感を楽しむなら「モンゴメリー」はいかがでしょうか?
モンゴメリーは英国海軍にアウターウェアを提供していた会社。
1860年、前身のMIDEAL CLOTHING社が提供していたアウターウェアが、実は現代のダッフルコートの起源になっている歴史的な会社です。

↑よーく見るとヘリンボーン柄(※スマホの人は拡大推奨)
ダブルブレステッドのブレザーに合わせて海軍ルックを楽しんでみては?^^
ダッフルコートでギャップを身に纏え
「ユーティリティーでゴリゴリなのに、親近感(可愛らしさ)がある」
ダッフルコートはこんなギャップを持ったユニークなお洋服。
普段のカジュアルはもちろんですが、時にはジャケパンやスーツに合わせてギャップを身に纏ってみては?
今回の記事があなたのスタイル作りのお役に立つと嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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