カジュアルシャツ着丈の詰め方(自分でやりたい人向け)

大人のカジュアルガイド

こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、

  • シャツの着丈を短くしたい
  • 着丈詰めの手順を知りたい
  • 前後着丈はどう測ればいいの?

といったご要望・疑問にお答えする内容となっています。

 

海外製のシャツやユニクロのオックスフォードシャツなど、着丈が長くてイマイチだなぁと悩んでいませんか?

今回はそんなお悩みを解決する方法として「着丈の詰め方」を解説します。

これでタックインでしか着れなかったシャツを、タックアウトでも着られるようにできますよ。

自分で着丈を短くしたい人は、ぜひご笑覧くださいね^^

 

 

カジュアルシャツ着丈の詰め方

ラルフローレンのクラシックフィットSサイズです。

ほどよいゆとりのサイズバランスが特長ですが、Sでも日本のLくらいのサイズ感。

 

もはやドレスシャツの着丈(苦笑)

  • オックスフォード地
  • マルチストライプ
  • ボタンダウンカラー

とカジュアル要素が揃っているので、タックアウトで着られるように調整します。

 

着丈詰めの道具

写真左上から順に、

  • ミシン
  • ☆霧吹き
  • リッパー(糸切り)
  • チャコペン
  • ハサミ(普通のでOK)
  • ☆小ハサミ
  • 待ち針
  • ☆糸通し・手縫い針
  • ☆しつけ糸
  • アイロン

 

ミシンとアイロン以外は100均・手芸用品店で揃えられますよ。

☆印のものはなくても大丈夫。あれば作業がラク、ミス防止に繋がります。

 

着丈詰めの手順は次の通りです。

  1. 着丈を確認する
  2. 裾をほどく
  3. 裾をカットする
  4. 三つ折りを作る
  5. ミシンで縫う

それでは着丈詰めの手順を見ていきましょう。

 

①着丈の測り方

まずは次の長さを確認しておきましょう。

  • 前着丈
  • 後ろ着丈
  • サイドシーム(必要に応じて)

 

前着丈:襟の付け根から前裾の端までを測ります。

 

後ろ着丈:襟の付け根から後ろ裾の端までを測ります。

前着丈は「後ろ着丈-3~5cm」くらいに設定されていることが多いです。

 

サイドシーム:脇の付け根から裾側面の端までを測ります。

馴染みがない箇所だと思うので、手持ちのシャツが何cmか?見ておきましょう。

 

2~3cmくらいの着丈詰めなら、サイドシームは触らなくてもいいと思います。

5cm以上詰める場合は、サイドシームも詰めて裾のカーブを整えるといいでしょう。

 

②裾をほどく

リッパーをつかって裾の縫製をほどいていきましょう。

するどい突起で糸を浮かして切ります。

次に縫製の内側にリッパーを入れて、ゆっくり押すと糸がカンタンに切れますよ。

 

裾をほどいたら「裾の三つ折りに何cm必要か?」をチェック。

1.5cmが一般的です。

 

今回は前着丈を6cm詰めるので、織りネームを外す必要がありました。

織りネームの裏側は糸が切れやすいので慎重に作業しましょう。

 

裾をほどいたら、三つ折り部分をアイロンでキレイに伸ばしておきます。

霧吹きで生地を湿らせると、折りジワをスムーズに伸ばせますよ^^

 

③裾をカットする

裾をカットする際の目印を付けます。

後ろ着丈は7cm詰めるので、裾の下端から7cmのところにチャコペンで目印を付けました。

 

手持ちのシャツを型紙にすると作業効率アップ。

丸いカーブの目安にしやすいです。

 

サイドシームは3cm詰めるので、裾の下端から3cmのところに目印。

後ろ裾中央から自然なカーブを描きましょう。

この作業は出来栄えに直結するので、納得いくまでやりましょう(`・ω・´)o

 

前着丈は6cm詰めるので、裾の下端から6cmのところに目印。

前立ての下端は三角形ですが、めんどくさいので真っ直ぐに変更(笑)

 

目印にそって生地をカットしていきます。

普通のハサミで問題なく切れますよ。

 

カットした前身頃を見本にすると、左右の形が揃いやすいです。

ゆうき
ゆうき

手抜きとか言わないでΣ(^∀^;)

 

④三つ折りを作る

ミシンで縫う為の仕込みをします。

裾を0.5cm折ってアイロンで固定 → もう一度0.5cm折ってアイロンで固定。

個人的にはこの作業が一番タイヘンでした^^;

 

三つ折りができたら待ち針で留めていきます。

 

前裾の先端とサイドシームは厚みが出るので、待ち針がズレやすいです。

ミシンが進まない可能性もある為、ちょっと手間ですがしつけ糸で仮留めするといいでしょう。

ここまで来たら9割がた完成!あとはミシンで縫うだけです。

 

⑤ミシンで縫う

ミシンでザクザク縫っていきましょう。

(※写真はシャツのオモテ側になっていますが、ウラ側に向けたほうがカンタンです)

 

織りネームも忘れずに。

 

着丈詰めの仕上がり

作業おつかれさまでした!

スッキリとした見映えになりました。苦労が報われますね^^

 

タックアウトで着ても自然な見映えに。

夏場、羽織り物として着るのが楽しみです(服バカ、笑)

 

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