
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- OG-107とOG-507の違いを知りたい
- バックサテンってどんな生地?
- それぞれどんなお洋服がオススメ?
といったご要望・疑問にお答えする内容となっています。
米軍ユーティリティーシャツ&トラウザーズに使われている生地と言えば、
「OG-107とOG-507」が有名ですね(※OG:オリーブグリーン、数値は米軍カラーコード)
パッと見はほとんど同じ生地ですが、これらは使われている素材が大きく違います。
前者は綿100%に対し、後者はポリエステル50%・綿50%です。
どちらも春夏向きなのは共通していますが・・・
素材が変わると良さも変わるワケで、トップス向きか?ボトムス向きか?は好みが分かれると思います。
そこで今回は両者の良さの違いについて書きました。
OG-107とOG-507、それぞれの理解に役立てていただけると幸いです^^
OG-107とOG-507の比較

今回解説に使用したお洋服です。
OG-107は75年製 米軍ユーティリティーシャツ、
OG-507は83年製 米軍ユーティリティートラウザーズ(※ベイカーパンツ型)です。
両者とも元の色合いはほとんど同じようですが、OG-507のほうが濃い色合い。
これはOG-107のほうが年代が古く、綿100%で(※良くも悪くも)色褪せしやすいからです。
それに対してOG-507は元の色が長続きしやすい傾向があります。
それではOG-107の良さから見ていきましょう。
①OG-107(バックサテン)

OG-107は綿100%で、
ウラ面に綾目(斜めの筋)が見られる事から「バックサテン」と呼ばれています。
オモテ面にヨコ糸が多く出ており、サテン特有の光沢が抑えらえた生地感です。
OG-107の良さ

- 光沢抑えめでナチュラルな印象
- オモテ面の織り目が珍しい
- ウラ面は肌触りが良い
- 良くも悪くも色褪せしやすい
- 引っかけると毛羽が立つ
- エイジングを楽しみやすい
- 汗をよく吸ってくれる
- 綿100%なので柔らかい生地感
トップスを推奨

上記の特長を踏まえると「OG-107はトップスに向いている生地」だと僕は考えています。
色褪せしやすい点は、見方を変えればエイジングさせやすいという良さ。
何度も着用したり洗濯を繰り返すことで、ヴィンテージのような風合いを楽しめます。
また綿100%ですから、イヤ~なニオイが付着しても、洗えばゼンブ水に流せます。
例えば焼き肉、タバコ、運動不足だとニオう汗。
それらのニオイが付着しても洗えばOKなので、気にせずガンガン着られますよ^^

一般的なカジュアルシャツより丈夫な生地感ですので、アウター使いもアリ。
大きなポケットにスマホを入れられるところも便利です。
キャンプやスポーツ観戦のようなアクティビティーに使ってみては?
②OG-507(ポリコットン)

OG-507はポリエステル50%・綿50%の混紡生地です。
こちらはオモテ面に綾目が見られ、ほんのりとした光沢感を持っています。
古着感(ダメージ)をあまり出したくない人、色褪せをなるべく抑えたい人にオススメですよ。
OG-507の良さ

- 光沢感がややキレイめな印象
- 丈夫でハリがある生地感
- OG-107より型崩れしにくい
- OG-107ほど汗を吸わない
- 洗濯後、乾きやすい
- エイジングには根気が必要
- 濃い色合いが長続きしやすい
- 折り目が消えにくい
ボトムスを推奨

上記の特長を踏まえると「OG-507はボトムスに向いている生地」だと僕は考えています。
理由は折り目が消えにくい機能性と、濃い色合いが長続きしやすいからです。

写真は洗濯機で洗って乾燥させた状態。
全体的にクタっとしていますが、それに反してクリースは健在。ピシッと折り目が残っています。
これはアメイジング!アイロンを当てずに穿いても問題なさそうですね。

ボトムスはカラダを占める面積が広いので、色褪せてしまうと全体の印象も変わってしまいます。
例えば濃紺デニムが”うっす~い青色”になったら、微妙に感じる人もいるでしょう。
引き締まって見えないですし、濃紺には合っていたお洋服がイマイチになりますしね^^;
それと同じような事態を避けたい人はOG-507がオススメです。
OG-507はポリエステルが多い分、色褪せしにくい。
生地全体の色褪せ、ヒップや膝周りだけの部分的な色褪せ。
どちらも起こりにくいので、ボトムスとして長く使いやすいですよ。
それぞれの良さが活きるお洋服を選ぼう
OG-107はナチュラルな印象で、柔らかく、エイジングを楽しめる生地。
OG-507はややキレイめな印象で、ハリがあり、濃い色合いが長続きする生地です。
僕個人としてはOG-107はトップス向き。OG-507はボトムス向きと考えています。
それぞれの良さが活きるお洋服選びの参考になると嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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