
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- ラガーシャツの重ね着、何を着る?
- ラガーシャツの着こなし幅を広げたい
- 合わせるお洋服の色に迷ってしまう
といった疑問・お悩みにお答えする内容となっています。
鮮やかな色合いのラグビーストライプに、白い襟がアイコンのラガーシャツ。
これを着るだけでスポーティーで活発な印象を纏えるワケですが、
その個性ゆえに「着こなしが単調になってしまう」ところが玉にキズ。
着こなしの幅をもう少し広げられないかな?と悩んでいませんか?
今回はそれにお答えするヒントとして、ラガーシャツの重ね着(シャツオンシャツ)を提案します。
前半は長袖・半袖ラガーシャツの重ね着事例、後半は配色のヒントを書きました。
ラガーシャツの着こなしが単調になるとお悩みの人は、一度チャレンジしてみては?
それではご笑覧くださいね^^
ラガーシャツの重ね着(シャツオンシャツ)
シャツオンシャツは「シャツの上にシャツを重ね着する」着こなしです。
アメリカの名門大学のフットボールリーグ「アイビーリーグ」の学生たちが好んだ着こなしの1つですね。
――ちなみに僕がシャツオンシャツを目の当たりにしたのは、かれこれ16年ほど前。
男性にスキニーパンツが大流行する前(2005~2006年頃)ですね。
この頃の僕はPPFMというカジュアルブランドに勤めていまして、当時プレッピーを取り入れたスタイルを売り込んでいたんですよ。
例えば半袖シャツの上に半袖ポロシャツ、といった着こなしを提案していました。
主に学生さんや20代前半のお客様に受け入れてもらったんですが、
この頃に初めてシャツオンシャツに出会った人も、少なからずいるんじゃないかな?
それで男性のスキニーが大流行する前ですから(※)
色落ちデニムとか、ゆったりめのカーゴパンツに合わせるという着こなしでした。
(※今は定番のスキニーですが、当時はごく一部の好きな人が穿いていた程度でしょう。まさに転換期!)
シャツオンシャツを特殊な着こなしに感じる人もいるかもですが、
そういう人とは対照的に懐かしいと感じる人もいると思うんですね。

僕は後者なんですけど、あなたはどうでしょうか?
・・・あ。長くなってスイマセン^^;
シャツオンシャツの着こなしは、
- アイビーリーガーが好んだ事
- 特殊な着こなしではないという事
- 懐かしいと感じる人もいる事
これらを知ってもらえたらいいなぁというお話でした。
それではラガーシャツの重ね着事例を紹介しますね。
事例①長袖ラガーシャツ

デニムシャツの上に、長袖ラガーシャツを重ね着。
袖をまくってラフに着るのもイイカンジです(※写真のラガーシャツは袖が細すぎて不可でした)
ラガーシャツの身頃は「コットンジャージー」という生地を使っています。
これはスウェットシャツと同じ生地なんですけど、ラガーシャツはウラ面の起毛が付いていません。
だから重ね着しても着膨れしにくいところが優位点と言えるでしょう。
この重ね着にブレザーを羽織るスタイル
→ 例えばBEAMS 西口さんの着こなしを見て憧れている人もいるかもですが、
コットンジャージーのラガーシャツだと、着心地がなかなかハードになると思います(腕が曲がらないかも?汗)
シャツオンシャツまでならコットンジャージーでも可。
シャツオンシャツに、さらにアウターを合わせるのならウールのニット地を選ぶほうが良さそうです。
事例②半袖ラガーシャツ

ストライプシャツの上に、半袖ラガーシャツを重ね着。
というか元々は長袖なんですけど、日焼けによる色褪せがひどかったので半袖にリフォームしたものです。
※別記事でレポートしています。袖が傷んだラガーシャツの救済に使えますよ。
半袖ラガーシャツの場合、下に着ているシャツの袖をまくったほうがバランス良いでしょう。
ラガーシャツを重ね着する時点でスポーティーな着こなしですからね。
春先のような昼と夜の気温差が激しい時期(最高気温20℃前後)に使いやすいです。
風が冷たくなっても、肉厚なコットンジャージーが冷気を遮断してくれます。
生地が厚い分、ショルダーバッグなどのシワが残りにくい良さもありますよ^^
シャツオンシャツの配色のヒント
シャツオンシャツで、下に着るシャツの色選びに困る人もいるかもしれません。
僕がオススメしたいのは「ブルー系のシャツ」です。
どうしてかと言うと、ラガーシャツの鮮やかな色合いに馴染ませやすいから。
後述する色相環をもとに、色の関係性を知っておくといいですよ。
ポイント:色相環を知る
色相環とは「基本の色と色の変化をつなげて輪にしたもの」です。
色の変化や関係性をカンタンに把握できるので、覚えておくと色合わせがイージーになります。

(↑説明用に簡略化しています)
1.上側の色が明るく、目立ちやすい。下側が暗く、落ち着いた印象に見える。
2.黄色と紺のように向かい合う色は「補色」 → お互いを鮮やかに見せる。
3.水色と緑、青のように隣り合った色は「類似色」 → お互いを違和感なくまとめる効果があります。
ブルー系のシャツをオススメするのは、
ラガーシャツの暗い色が紺色(ネイビー)であることが多いから → ブルー系と類似色の関係。つまりお互いを違和感なくまとめてくれます。
+ 色相環の下側の色が増えて、落ち着いた印象に見えやすいからです。
解説例を見ていきましょう^^
例①身頃が2色のラガーシャツ

- ラガーシャツ:ゴールド、ネイビー
- シャツ:ブルー
- ボトムス:ネイビー

↑色相環で表すとこんな感じ。
下側の色を増やして、ゴールドがより鮮やかに見えるように仕向けています。
例②身頃が4色のラガーシャツ

- ラガーシャツ:ボトルグリーン、ネイビー、レッド、イエロー
- シャツ:白地にブルー
- ボトムス:インディゴブルー

発色が強いレッドとイエローを差し色に仕向ける為、ボトルグリーンとネイビーの類似色を増やしています。
半袖を選ぶ(=ラガーシャツの面積を減らす)ことも落ち着きアップに貢献しますね。
ラガーシャツの重ね着を楽しもう
シャツオンシャツは、ラガーシャツの着こなし幅を広げる1つのアイディア。
ブルー系のシャツが馴染ませやすいので、オックスフォードやデニムシャツなどを合わせてみましょう。
「こんな着方もあるんだ」というカジュアルな気持ちで、楽しんでもらえると嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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