
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- 発声練習にオススメの教材は?
- 発声・滑舌・表現力などをバランス良く鍛えたい
- 営業や恋愛会話で、相手を惹き付ける声を出したい
といった疑問・お気持ちがある人に向けた内容です。
「外郎売り(ういろううり)」は、
声優や俳優、アナウンサーなどの「声の仕事をする人」も実施している発声練習。
1718年、二代目市川團十郎さんによって初演された歌舞伎十八番の1つで、
現代では「劇中に出てくる長台詞」を指すことが多いです。
内容をカンタンに言うと、薬を売るためにその由来や効能を語るというもの。
スーパーなどで見る実演販売のようなイメージです。
その薬の効能が「舌が回る」ということで、早口言葉のような”巧みな滑舌がもとめられる言葉”が連なっています。
(例:武具、馬具、武具馬具、三武具馬具、合わせて武具馬具、六武具馬具)
外郎売りは発声技術の妙を披露するため、かなり深くまで計算して作られています。
口を大きく開いて読み上げることで口や舌の動きが良くなり、滑舌も良くなっていきます。
全編読むのに数分かかるので、声量アップや安定した声を出せるようになりたい人にもオススメです。
つまり外郎売りは「声を総合的に鍛えられる優れた教材」なんですね。
小さい声、こもった声、滑舌が悪くて人によく聞き返される・・・
といった悩みがある人は、外郎売りでトレーニングしてみませんか?^^
外郎売りで得られる効果
- あまり噛まなくなる
- 息が長く続くようになる
- 声の震え・かすれを改善
- 声が通りやすくなる
- 発音がクリアーになる
- 抑揚の付け方がうまくなる
- エネルギッシュな声に変わる
練習を繰り返すことで、発声・滑舌・表現力などをバランスよく鍛えられますよ。
その結果、日常会話で「え?」って聞き返される事がなくなるでしょう。
ビジネスでは、声だけで相手に信頼感やプラスイメージを与えられます。営業成績も上がるでしょう。
恋愛では女性に「話していて楽しい!もっと声を聞きたい!」と思ってもらえます。
「声が残念すぎて会話がつまらない」という非モテ評価もなくせるでしょう。
※外郎売りを初めて知った人は、練習用のふりがな付き全文も合わせてどうぞ^^
被害者意識を捨てよう
会話中、相手に聞き返される事ってありますよね?
1回2回なら「知らない単語だったかな?」程度で済みますが、
何度も何度も何度も聞き返されると、めちゃくちゃストレスじゃないですか^^;
女性と話していて「え?」って何度も聞き返される、と。
もう明らかに自分の話に興味を持たなくなり、全然話を聞かなくなる。
一緒にいても退屈そうで、目を合わせることすら減ってしまう。その恋叶うの?
飲食店で店員さんに「すいません」と呼び掛けても、一向に気付いてもらえない。
それで何度も呼び掛けるうちに「他のお客様にヘンに思われてないかな?」と不安になる。
電話で名前や用件を伝えても、相手にちゃんと伝わらない。
一字一句ゆっくり伝えてやっと伝わる。
電話を切って「はぁ・・」とため息。
またかよと。どうして1回で伝わらないんだ?と。
・・・こういった事が日常で繰り返されると、声に自信がなくなるのは自然なことだと思います。
もしかすると「ちゃんと話を聞かない相手が悪い」と思うかもしれません。
確かにイラっとします。ショックを受けます。
だから話すのがイヤなんだ!と感じるかもしれません。
でもそれって、相手のせいにして自分は悪くないという態度、
つまり「被害者意識」のような気がします。
厳しいかもですが、これって何をやってもうまくいかない人の特徴です。
この意識がある内は、どんな問題も悩みも解決不可能だと気付いたほうがいいですよ?
相手に聞き返されるのは、純粋に聞き取れなかったからでしょう。
例えば声が小さかったとか、発音が正確に聞こえなかったとか。
どれもちょっとした努力で改善できますよ?
緊張していたり、周りが騒がしいって時もありますね?
じゃあそれでも聞き取ってもらえるように、一工夫すればいいじゃないですか。
いつもよりゆっくり話すとか、口を大きく開くとか。
そういう事が自然にできるようになる為に、日々の発声練習が必要なんです。
人に聞き返される事が多いのなら尚更でしょう。
僕もこのストレスを何度も何度も何度も味わってきました。
もうイヤなんです。コリゴリです。
じゃあどうするよ?
やるしかないでしょう。発声練習を。
相手のせいにするようなクソ生ぬるい態度は一刻も早く捨て去って、相手が聞き取りにくいなぁとストレスを感じてしまう声を変える努力をよ!
それに聞き返されるのは、相手の歩み寄りじゃないですか。
ちゃんと理解したいという気持ちの表れ。
大げさに言うと、感謝してもいいくらいの配慮だと思います。
その気持ちに甘えるのも別にいいんだけど、
どうせだったらストレスフリーで会話できる男になろうぜ!と。
そのほうがカッコいいじゃないですか。魅力を感じるじゃないですか。
シンプルにそういう事ですよ。
今まで変わる努力をしてこなかったのは、心のどこかに被害者意識があったからかもしれません。
僕もそうだったかもしれません。
だからストレスを感じながらも、変わろうと行動しなかったのかなって・・・

めちゃくちゃダサいわ^^;
でも、やっと気付いて認めることができました。
「被害者意識を捨てる」
これは変わる為に必要な心構えだと思います。
外郎売りで声の悩みを解決する

練習する際は次のポイントを意識しておきましょう。
- 口を大きく開く
- カラダに力を入れない
- リラックスして読み上げる
- 遅くてもいいから正確に読む
- 録音して発音に問題ないか?チェックする
※1つだけ注意。
外郎売りの速読は滑舌強化に役立つでしょう。
但しそれで早口で喋るクセがついてしまうと、かえって聞き取りづらくなる恐れがあります。
もし速読をするなら、全編5分弱で読めるくらいで十分です。
それでは悩み別に練習方法を紹介しますね。
①小さい声を改善する
普段より大きな声で、全編をゆっくり読み上げましょう。
大きな声でゆっくり読み続ける → 息をたっぷり使うので、持続的な声量アップが期待できます。
まずは全編7~8分くらいを3回やってみましょう。
慣れてきたら「ひと息読み」もオススメです。
これは一呼吸でひたすら読めるところまで読む、を繰り返す練習です。
声の安定感やブレスのコントロールが上達しますよ。
②聞き取りづらい声を改善する
一音一音を正確に発声しながら読み上げましょう。
かなりオーバーに口を開いて発声することで、口の動きを滑らかにできます。
噛みやすい第三節と第四節を集中的に読み上げるのもいいでしょう。

どうしても噛んでしまう人は、五十音練習をするといいですよ^^
僕も五十音練習してから外郎売りを読んでいます。
すると噛む回数が全編通して0~2回。基礎って大事だなぁと実感しています。
③人を惹き付ける表現力をつけたい
外郎売りは薬を売るためのセールストーク。
淡々と読むだけでは聞き手に魅力が伝わりません。つまり売れない^^;
人を惹き付けるには、勢いや力強さなどの情緒的な表現が必須でしょう。
話し上手な人を思い浮かべるとイメージしやすいと思います。
例えば中田敦彦さん、鴨頭嘉人さん、古館伊知郎さんなど。
外郎売りの気持ちになって、お客様に売り込むイメージで読み上げましょう。
落ち着いて読むところ、勢いでまくし立てるところ、声色を変えて飽きさせない工夫など。
この練習はビジネスや恋愛会話にも役立ちますよ。

You Tubeでいろんな人の外郎売りを聴いてみましょう。
僕も参考にしている人がいて、その人に近付く努力をしています。
外郎売りを読んでみよう
外郎売りは「声を総合的に鍛えられる優れた教材」
口を大きく開いて読み上げることで口や舌の動きが良くなり、滑舌も良くなっていきます。
全編読むのに数分かかるので、声量アップや安定した声を出せるようになりたい人にもオススメですよ。
お互い練習を繰り返して声に磨きをかけましょう!
P.S.外郎売り練習を始めて3週間、全編ほとんど噛まずに読めるようになりました。
今の声に自信がなくても、ポイントをおさえて練習すれば必ず良くなります。
例えば僕は珍しい名字でいつも聞き返されるのですが、最近は1回で伝わるようになりましたよ。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
コメント
はじめまして。
外郎売りは、声出しにはピッタリですね!
全文が知りたくて、このブログにたどり着きました。
久しぶりに、仮名つきの全文を発声しましたが、ちょっと、つっかえましたね。
昔は、全文暗記して、身振り手振りをつけて、出来たんですけど…
とても、懐かしい気持ちになりました!
ちるの180さん
はじめまして^^
コメントありがとうございます。
外郎売りは最初は読むだけでもタイヘンですけど、慣れるにつれて声も良くなってくるのが良いですね^^
身振り手振りまでつけると、表現力は相当上がりそう!