
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- ブレイシーズを着けてみたい
- ボタン留めとクリップの違いは?
- トラウザーズのどこにボタンを付ければいい?
といったご要望・疑問にお答えする内容となっています。
ブレイシーズ(サスペンダー)は「スーツのトラウザーズを肩で吊るための装飾品」
トラウザーズ内側にボタンを縫い付けて、ブレイシーズの先端を固定します。
肩で吊るとトラウザーズが安定し、脚のシルエットがキレイに落ちやすくなります。
立ち姿をキレイに見せたい人には必須の装飾品と言えるでしょう。
そこで今回は、初めてブレイシーズを着ける人・購入する人に向けたガイドです。
- ブレイシーズがオススメな理由
- ボタン留めとクリップの違い
- ブレイシーズのボタンを付ける位置
この3点について解説していますので、ぜひご笑覧くださいね^^
ブレイシーズ入門ガイド

今回はスーツに着ける前提で解説しています。
スーツに着けるなら「ボタン留め(先端がレザーエンド)」を選ぶようにしましょう。
Y字型と呼ばれる「バンドが前側に2本、後ろ側に1本」のものが王道です。
クラシックなトラウザーズは肩で吊る

昔から「スーツは肩で着る」と言われていますが、
これはジャケットもトラウザーズも肩で支えて着るものだからです。
本来のスーツのトラウザーズは股上が深く、ウエストのくびれ(おヘソの高さ)にフィットさせる。
その際にブレイシーズを用いて「トラウザーズを肩で吊る」というワケです。
特にクラシックなスリーピーススーツは、立ち姿を美しく見せる事が重要視されています。
そのため「目線を上に上げる」作りになっています。
具体的にはウエストコート(ベスト)の着丈を短く、トラウザーズの股上を深くする。
このおかげで腰位置が高く、脚が長く見えるため、立ち姿が美しく見えるんですね。
欧米人がスタイル良く見えるのは、体格の恩恵もありますが、
それ以上にスタイル良く見えるお洋服の着方ができている点が大きいです。
日本人は頭が大きくて腰の位置が低い、という身体的特徴があり、
どうしても「上半身は胴長に、下半身は短足に」見えてしまう^^;
だからこそスーツを肩で着ることをオススメしたいです。

そのために股上が深いトラウザーズを穿いて、ブレイシーズで吊るスタイルを取り入れてみませんか?
ボタン留めとクリップの違い

ブレイシーズの先端はボタン式とクリップ式の2つあります(※写真のように併用できるタイプもあります)
基本的にスーツに用いるのはボタン式。こちらが本格派です。
以下、それぞれの良さの違いをカンタンにまとめますね。
ボタン式
- クラシックなスーツに合う
- ブレイシーズが外れにくい
- トラウザーズの表地を傷めない
- ジャケット裏地との摩擦が少ない
- ボタンが多いため圧力が分散される
クリップ式
- どんなボトムスにでも使える
- クリップで挟むだけなので着脱がラク
クリップ式は簡便な作りなので、カジュアル用途に限定したほうが無難でしょう。
ネクタイに置き換えると手結びか?ワンタッチで着脱できるものか?
スーツには手結びを選ぶと思いますが、あなたはどう思いますか。
ブレイシーズのボタン位置

ブレイシーズのボタンは、トラウザーズのウエストバンド内側が主流です。
ハイバックのような作りだと外側に付けますが、そうじゃない場合は内側と覚えておきましょう。
ボタン位置はトラウザーズの後ろ中央、

前側はクリースの延長線上が基本です(※クリップ式も同様)
但しウエストが細いトラウザーズは、ズラしたほうが着用時の見映えがキレイです。
→ プリーツが開かないか?キレイに立っているか?を目視して判断しましょう。
尚、オーダーで仕立てる場合や、お直し屋さんでボタンを付けてもらう場合は、
職人さんが自動でやってくださるのでお任せで大丈夫ですよ。
余談:ブレイシーズで肩が凝る原因
考えられる原因は大きく2つあります。
1つ目はトラウザーズの股上が浅すぎるから。
ブレイシーズを用いる場合、ウエストのくびれにフィットする股上にしましょう。
腰骨に引っかける浅い股上だと、肩にかかる圧力が強くなってしまいます(汗)
2つ目は姿勢不良。
具体的には猫背、巻き肩ですね。
猫背、巻き肩の時点で「首と肩が緊張状態で凝りやすくなっている」ワケで、
その状態でブレイシーズで圧力をかけたら、そりゃ肩凝りますよΣ(^∀^;)
以上の原因を取り除けば、ブレイシーズ肩凝り(?)はおさまるでしょう。
ボタン留めのブレイシーズを買おうぜ
ブレイシーズは「スーツのトラウザーズを肩で吊るための装飾品」
ウエストのくびれにフィットする深い股上のトラウザーズに合わせて、スーツを着た時の立ち姿をキレイに見せましょう。
ブレイシーズはボタン留め・Y字型が王道ですよ。
オススメは英国アルバート・サーストン製のブレイシーズ。
1820年創業と、200年近くブレイシーズを作り続けている老舗です。
今も職人さんの丁寧な手作業で作られている。つまりその結果が200年近い歴史を作ったワケで。
安心感、信頼性が高いブランドです。
バンド生地が上質ですし、着け心地のいい伸びるバンドのブレイシーズもあります。
まずはどんなものか?ぜひチェックしてみてくださいね。
今回の記事がスタイル作りのお役に立つと嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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