
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。今回の記事は、
- 意外性のあるスーツを着たい
- 自己主張控えめな柄が好き
- ちょっとだけユニークな生地ない?
といった疑問・ご要望にお応えする内容です。
先に結論を書くと、遠目では無地に見える細かい織り柄はいかがでしょうか?
ちょっとイキった表現をすると(笑)
「2つの顔を持つスーツ」を着てみては?という提案です^^
織り柄で2つの顔を持つスーツに
織り柄とは「糸の織りで模様を表現する柄」のこと。
光反射や見る角度などの違いで、柄がハッキリ見えたり、織り目が立体的に見えるところが特長です。

例えばシャドーストライプ。
①強い光が当たると、織りで表現されたストライプが浮かび上がって、着用者をスマートに見せてくれます。
②逆に影に入ると、ストライプが生地と同化して、ほとんど無地のように見えます。
これが「2つの顔を持つ」という事です。
但しシャドーストライプは遠目でもわかりやすい柄なので、意外性は弱いでしょう。
意外性を演出するには、遠目ではわかりにくい織り柄を選ぶ必要があります。
実例:幾何学模様のスーツ

これは以前フィッターをしていた時に、お客様にご提供したスーツです。
パッと見はネイビー無地。
このスーツ、ちょっと近付いてみると・・・?

ピンヘッドのような点々が、うっすら浮かんで見えます。

うーん、わかりにくい柄!(褒めてます)
さらに近付いてみると・・・?

ピンヘッドだけでなく、ダイヤのような幾何学模様も見えてきました。
次で最後。ハイライトで見ると・・・?

青色のピンヘッド&織りで表現された幾何学模様が認識できます。
これぞ2つの顔を持つスーツと言えるでしょう(※自分で言うのもアレですが)
意外性の演出、なんとなくイメージできたでしょうか?
ビジネススーツ向きの織り柄例
先ほどの幾何学模様は、なかなか難しいと思うので(汗)
ビジネスに問題なく使える&2つの顔を持つ織り柄を2つ紹介しますね。
まずはこれらを選択肢に入れてみましょう。
①シャークスキン

白黒グレーの糸で表現された織り柄です。
近くで見ると、左上がりのジグザグ柄。
ちなみにシャークスキンはクラシックスーツの定番柄の1つ。
ダニエル・クレイグさんが演じたジェームズ・ボンドが如く、エレガントに装いたいですね^^

遠目で見るとグレー無地に見えます。
人当たりの良さそうな雰囲気を感じさせるので、セールスパーソンにオススメです。
②2色使いの綾織り

ネイビーとブルーグレーの糸で表現された織り柄です。
近くで見ると、ネイビー地×ブルーグレーのピンヘッド。
ちなみに3/1(さんいち)の綾織り、つまりデニムと同じ織り方を採用しています。
そのためオモテはネイビー多め、ウラはブルーグレー多めの見映えなんですね。

遠目で見るとネイビー無地に見えます。
ただこの織り柄のユニークな点は、光反射で青みがかって見えるところ。
つまりネイビー1色のネイビー無地より明るく見えるというワケ。
ウールモヘアっぽいツヤ感を感じさせるので、春夏メインで着るといいでしょう。
お節介ですが、2色使いの綾織りはわりと見落としやすい生地だと思います。
既製品にしろMTMにしろ、生地表面をじっくり目視して選ぶようにしましょう。
意外性を演出するなら織り柄もアリ
糸の織りで模様を表現する織り柄。
光反射や見る角度などの違いで、柄がハッキリ見えたり、織り目が立体的に見えるところが特長です。
ビジネススーツはシャークスキンが手軽かつ王道。
パーティー用のファンシーなスーツは幾何学模様を選ぶといいでしょう。
今回の記事がスタイル作りのお役に立つと嬉しいです。

P.S.最近は毎回P.S.を書いているのですが、お気付きでしょうか?
先日、大阪モノレールで万博記念公園駅へ。
ららぽーとEXPOCITY、パナソニックスタジアム吹田(ガンバ大阪のホーム)もあって、いろいろ楽しめそうでした。
サッカー日本代表戦、また観に行きたいな~
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
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