
こんにちは!お洋服ブロガーのゆうきです。
いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
普段の記事には書かない独自の視点や、個人的に良かった体験談等をシェアする「FITTER EYES:服バカの遺言」チャプター27です。
僕はウエストとヒップの差寸が大きくて、どんなボトムスを穿いてもウエストが余るのが悩みです。
その為、スーツはいつも仕立てているのですが・・・
採寸当初よりウエストが細くなって、結果的に緩く感じるときもしばしば^^;
そんな時にどう対策していたのか?と言うと、ブレイシーズで吊ることが多かったんですね。
しかし、ある時気が付いたんです。
ジャケットの背中にブレイシーズが浮かび上がっている、と。

写真のレザー部分が浮かび上がって、背中が不自然に盛り上がっていたんです(泣)

なんてこったいΣ(^∀^;)
まぁそんな経験がありまして。
それでウエストが緩くて困る時の対策を書こうと思いました。
後半にサイドアジャスター後付けの体験談を書いているので、気になる人は目次から飛んでくださいね。
ウエストが緩い時の対策
ウエストのフィット感を高める方法はいくつかあります。
- ベルトで締める
- ウエストを詰める
- ブレイシーズで吊る
- アジャスターで調整する
(↓ここからは僕の見解ですm(_ _)m)
1.この中で最もメジャーなのはベルトでしょう。
カジュアルだったらベルトでいいかなって思いますが、
ベルトがないとフィットしない → “仕立てた”スーツでそれはどうなの?と感じます。
さらにベルトは胴長短足を強調するデメリットがあり、立ち姿をキレイに見せたい僕の考えには合いません^^;
2.ウエストを詰めるのは、文字通りトラウザーズのウエストを細くするという事。
3cmくらいまでならトラウザーズの後ろ側のみでお直しできます。
骨盤が前傾 or 反り腰でウエストバンドが浮きやすい人にオススメです。
デメリットは筋トレなどでウエストが大きくなった場合、逆にウエスト出しする必要があるという点でしょう。
3.ブレイシーズで吊るのは、厳密にはフィット感の調整にはなりません^^;
せやかて肩で吊ってウエスト位置を固定できるので、ウエストが緩くてもずり下がる心配がないんですね。
デメリットはバンドがカラダに当たるので暑い、姿勢が悪い人は肩が凝りやすいという点でしょう。
アジャスターで調整する
アジャスターとは「サイズ調整機能を持つパーツの総称」です。
これもいくつかのタイプがあって、次の3つが一般的でしょう。
- ボタン式
- スライダー式
- ストラップ式

スーツのトラウザーズに採用するなら「ストラップ式」をオススメします。
ミリ単位で調整できるため、微妙な体型変動、食事の影響に合わせて調整できます。
やや上級な観点ですが・・・左右の筋肉の発達具合、腰骨の張り具合に合わせて、左右の調整幅を変えられるところは優位点でしょう。
1.ボタン式は縫い付けられたボタンでしかサイズ調整できないところが不便です。
→ ミリ単位の調整不可。ウエストバンドが歪みやすいので見た目もキレイではない。
2.スライダー式は見た目が安っぽくなります^^;
→ 調整幅が数cmあるため、いつ着るかわからない喪服に適していると思います。
サイドアジャスターの後付け

これは「アジャスターをトラウザーズの両腰(両サイド)に付ける事」を指します。
本来は仕立てる段階で付けますが、お直しで後から付ける事もできるんですね。
→ その際、ストラップ式が採用されることが多い。心斎橋リフォームさんでお願いできますよ。
実際に後付けしたビフォーアフターを紹介します。

写真は略礼服として仕立てた黒無地のスーツトラウザーズです。
採寸当初と比べてウエストが4cmも細くなってしまい、ゆるゆるで困っていました。

そこでサイドアジャスターを後付け。
ストラップは後ろ側に引く為、お腹側のフィット感を高めやすいところが優位点。
O脚でトラウザーズが前下がりしやすい人は、これで調整すると多少改善できます。

個人的な体感ですが、ブレイシーズで吊るより脚のラインが真っ直ぐ落ちやすくなりました。
後付けの工賃は5,500円(※2023年6月12日時点)
但し「ベルトループを外してから後付けする場合」は8,800円です。
心斎橋リフォームのアプリに登録すると5%OFFになるので、店頭での登録推奨。
納期は3~4週間かかります。気長に待ちましょう。
ストラップの形状は3つの中から選べます。
バックルもシルバー、ブラックニッケル、ツヤなしゴールドを指定可能ですよ。
※参考:サイドアジャスター作り付け – 洋服お直し心斎橋リフォームONLINE SHOP
アジャスターの後付けは高いが、役に立つ。
スーツの立ち姿をキレイに見せるなら、トラウザーズのフィット感が大切です。
お腹のくびれ or 腰骨のどちらにフィットさせる場合であっても、ヒップとウエストがゆるゆるだと狙ったシルエットは出せません。
脚のラインとセンタークリースを真っすぐ落とす為に、ウエストのフィット感はこだわっていきましょう。
体型変動しやすい人、トラウザーズが前下がりしやすい人は、サイドアジャスターを付けることをオススメします。
リフォームで後付けできるので、ベルトやブレイシーズを面倒に感じる人は検討なさってくださいね。
今回の遺言は以上です。

P.S.最近お気に入りの黄色のボタンダウンシャツ。
タテ糸が黄色、ヨコ糸が白色のいわゆるオックスフォードシャンブレーです。
MEN’S TBC(ヒゲ脱毛)のスタッフさんに「可愛い色ですね」って褒めてもらえたり、
繁華街を歩いていると女の子によく見られている実感があります。
それで何かあるワケでもないんですけどΣ(^∀^;)
「ゴキゲンな気分になれるビタミンカラーはいいよな~」と。現場からは以上です(笑)
最後までお読みくださり、ありがとうございます^^
コメント